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到着してすぐ目の前の
ベッドにダイブするAさん
「ねぇ、寝ながらでいいから
ちょっと話そうよ」
そう言ってAさんの隣に
寝転ぶとAさんと目線がぶつかる
「名前は？」
「Aだよ。君は？」
「目黒蓮。」
「へぇ〜SnowManの目黒蓮くんと
同じ名前だねぇ〜」
そう言うとAさんは
今日初めて笑った。
「SnowMan知ってんの？」
「知ってるよ〜。
だって私SixTONESの北斗担だもん。」
男の人なのにジャニーズ知ってるなんて
君もなかなか珍しいね〜なんて
クスクス笑うAさん
「SnowManなら誰が好きなの？」
「SnowMan？？
う〜ん、、、顔だけで言ったら」
そう言って俺を指さす。
「君と同じ名前の目黒蓮くん」
でもイケメンだから
私なんか隣に並べないなぁ〜
ってまたクスクス笑う。
「、、なんで彼氏と別れたの？」
そう言うとAさんの顔は
途端に暗く、悲しくなった
「君は何歳？？」
「俺？俺、、、23歳」
「私よりも6つも下なのか、、若いね」
「29歳なんすか？Aさん」
今おばさんと思ったでしょ〜と
またクスクス笑ってる
「29歳になるとね。
色々大変なのよ。
周りは結婚だ子供だって充実してくのに
私はず〜っと同じとこで足踏みしてて。
焦って付き合ったら、浮気性の男で。
私と浮気相手どっちか選べ！って
怒ったら、すぐに浮気相手を選んで
別れてくれって言われた(笑)
結婚だの、将来だの、そういう話に
もう飽き飽きしてたんだって。」
ひどい話だよね、なんて笑ってるけど
瞳の奥は今にも泣き出しそうな。
そんな風に見えた。
「強がんなくていいと思います。」
「ん〜？」
「強がって、無理に笑ったり
はしゃいだりしなくても、
Aさんは充分、魅力的です。」
思わずAさんの頬に伸びた手は
Aさんの頬を包むと
Aさんは静かに目を閉じて
綺麗に1粒涙を流した。
「そんなこと言ってくれるの
君が初めてかもしれない」
ありがとね。
そう言うと涙を拭って
ばっと立ち上がるAさん。
「浮気する男なんてクズだ！！
カスだ！！！私には松村北斗しか
いないんだぁ〜！！！」
ぐっと両腕を上げて
やり切った！みたいな表情をする
Aさんにポカンとしてる俺。
「、、、(笑)だめ。
ごめん。ちょっと、、やばい」
笑いが止まらなくなった俺を見て
めちゃくちゃ笑ってくれんじゃん！
と嬉しそうにするAさん
2人で大きい声出して
話をして
気がつけばお互い寄り添いながら
眠りに落ちていた。
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作者名：あやぴのかやあ
| 作成日時：2021年2月14日 9時
