ミラクル【黒】 (ページ32)

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「、、、で。」

「おかえり～！めめ～！」

「なんでラウールがいんの？」

今日、久しぶりにAから
ご飯食べに来る？って連絡が来て
嬉しすぎて
収録めちゃくちゃ早く終わらせて
帰ってきたのに。

「ラウールからね学校終わり
こっち来ていい？って連絡があったから
呼んでもいいかなって思って
呼んじゃったんだけど」

ダメだった？
とか上目遣いで言われたら
怒れないし、怒る気もなくなる。

「Aちゃんが今日は
みんなで手巻き寿司でも作ろうか～
って言うからお手伝い！」

ラウールは、ほら！
なんて楽しそう。

「ラウール、一応高校生なんだからさ？
遅くなる前に帰れよ？」

「めめがAちゃんに
変なことしないか監視員として
見に来てるんだよ～」

べ～っとべろを出すと
ラウールは楽しそうに笑った。

「あ、ねぇ蓮くん。
この前新しく買ったスウェット
置き忘れてたでしょ？
洗濯してそこに置いてあるから
良かったらそれ着て？」

「あ、A「ラウール！！
それそこに置いちゃダメって
言ってるでしょ！」、、」

なんか、2人めちゃくちゃ楽しそうじゃん。
って着替えながら2人を見る。

でも、前みたいに
変な嫉妬とかそういうのは一切なくて。
、、、多少の嫉妬はあるけど←
でも、楽しそうに笑ってる2人は
本当の姉弟みたいで。

「お腹いっぱいだぁ～！！」

ラウールはそのままドーンと
寝転んで幸せそうな顔してる。

「男の人ってこんな食べるんだね、、
たくさん買いすぎたって思ったんだけど
全部なくなっちゃった」

「だってめちゃくちゃ美味しかったよ～！
Aちゃん綺麗な上にお料理も上手なんだね！」

「ラウール、Aのこと口説くな」

口説いてるわけじゃないし
と掴みかかってくるラウールと
じゃれていると

Aは楽しそうに笑った

「ねぇ、僕今日ここ泊まる！」

「え？」

「は？」

俺とAの声が被る。

「Aちゃんは明日休みでしょ？
めめは～仕事だから帰ってもいいし
ここにいさせてあげてもいいよ？」

ラウールは確信犯だ。
俺を見ながら笑ってる。

「本当に寝るとこないよ？」

「大丈夫！僕ソファで寝るから！」

気にしないで！
なんていうラウールは
見たことないくらいの笑顔だった。