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「、、今、蓮くんって」
俺の脳内現在フル回転中。
今日はオフで同じくオフの
ラウールが俺の家に遊びに来てて。
そろそろAちゃんが
帰ってくるなと思って
ラウールを追い出そうとしたら
たまたまAちゃんも
帰ってきて。
なぜかラウールと親しげになってる
Aちゃんにすげぇイライラして。
気付いたらAちゃんのこと
抱きしめてて
抱きしめた言い訳みたいなの
ごちゃごちゃ説明しちゃって。
でも、、、
「蓮くんって呼ばれた、、」
背中を押されてる時、
チラッと見えたAちゃんの顔は真っ赤で
きっと【蓮】って呼ぶことに
すごく勇気出してくれたんだろうな
そんなふうに思った。
「、、まじ可愛いすぎんだろ、、」
ニヤニヤしてしまう自分の口元を
抑えて自分の部屋に帰る。
目黒蓮今日はいきなりごめんね。
A私の方こそ、追い出すようなことしてごめんなさい。
目黒蓮次いつ休み?
A来週の火曜日かな?
目黒蓮俺夜まで仕事なんだけどさ、一緒にご飯たべない?俺ん家で。
Aうん。いいよ。
携帯をベッドに投げて
ごろんと寝転がる。
「明日ラウールと話すか」
Aちゃん家に入る時
チラッとマンションの下から
俺らを見てるラウールが見えた。
ラウールだけはライバルに
したくなかったけど。
Aちゃんは絶対渡したくない。
「おはよう、めめ」
「おう、」
「昨日はありがとうね」
すごい楽しかったね！
なんてラウールは笑ってる。
「なぁ、Aちゃんのことだけど。」
「僕、諦める気はないよ？」
そう言って俺を真っ直ぐ見るラウール。
「今の段階では、めめの方が
リードしてるのかもしれないけど
僕も負ける気はないから」
「おう。」
「僕のとこにAさんが来ても
異論はないよね？」
自信満々に言うラウールが
俺の心に火をつけた。
「俺のとこに来ても文句言うなよ？」
「臨むところだよ。」
遠くの方から
「なんかあそこめちゃくちゃ
火花散ってない！？」
なんていうふっかさんの声が聞こえた。
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作者名：あやぴのかやあ
| 作成日時：2021年2月14日 9時
