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「今日暇？」
そう電話口で話すのは
私の何故か友達になってくれた
目黒蓮。
「仕事は休みだけど、、」
「ちょっと買い物付き合ってくんない？」
「私じゃなくても「Aさんがいいの。」
ええ、、でもまだ準備も何もしてなくて」
「いいよ、俺待ってるから。
準備終わったらまた連絡して〜」
そう言うと一方的に切られた電話。
「なんで私なんだ、、、」
未だにわかんない。
SnowManの目黒蓮と
出会える世界線に自分がいる。
ご飯に行った日から
もう1ヶ月。
目黒くんは仕事が忙しいから
会える日は少ないけど
必ず連絡をくれて。
その年齢にしてはマメというか
真面目というか、、、
「何着ていこう、、、」
「Aさん」
こっちこっちと手招きしてくれるから
私も小走りで駆け寄る。
「遅くなってごめんね」
「ううん。俺も突然だったし。
仕事とか大丈夫だった？」
「うん。今日は完全オフだったから」
私よりも高い身長。
黒のロングコートがすごい良く似合う。
そこに立ってるだけで周りの人も
チラチラと彼を見る。
「じゃあ、ちょっと付き合って」
そう言って私の手を握って
歩き出す目黒くん。
「ねぇ、どこ行くの？目黒くん？」
「内緒〜。
とりあえず着いてきてくれたら
分かるって！
目黒くんやめてっていつも言ってんじゃん」
そう言って綺麗な笑顔で笑う。
私の手を引く目黒くんは
キラキラしてて、眩しい。
「引越し？」
「そう。今の家契約が今月末なんだよ。
んで、もう少し広めの部屋に引っ越そうと
思って。この際だし食器とか必要なもの
全部買い直そうと思って」
これどう？なんて食器を見ながら言う目黒くん。
「私はこっちの色が好きかなぁ」
「じゃあ、色違いで買おうかな
Aさんが来た時も使えるし」
「、、、」
サラッと私を家に呼ぶとか言ってるよ。
私の頭の中の小さな小人たちが
自惚れるな！自惚れるな！
と脳内を蹴っている。
「どの辺に引っ越すの？」
「都内にも出やすいから
〇✕の駅近のマンションにした。」
「へぇ〜私の家の近くだ」
「まじ？！
じゃあ、いつでもAさんに
会えるんだ。」
ラッキー♪なんて
ルンルンで食器選びをしてる目黒くん。
「いつ引越しなの？」
「ん？来週の月曜日だったかな？
俺もあんまり詳しく覚えてないんだよね」
「ふ〜ん」
結局その日は目黒くんが
買いたいものを買って。
早い時間で解散になった。
また引越しが落ち着いたら会おう。
そう約束して。
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作者名：あやぴのかやあ
| 作成日時：2021年2月14日 9時
