雪見だいふく【虹色】

傷心佐久間 ページ16

「ねぇ〜さっくん？」

「、、、(ボーッ)」

「はぁ、、もう〜！！」

目の前でもちは
じたばたと暴れてる。

「さっくんとお話したい！！」

佐「、、、なに。」

「なんでそんな冷たいの、、、」

佐「Aとラウールちゅっちゅしてた、、」

「またその話」

そう言うともちはため息をついた。

「あれはね、演技だよ演技！
ラウも私も演技なの！」

佐「、、でも、あんな顔したもち
初めて見たんだもん。」

そう俺が言うともちは
くすくす笑う

佐「なんで笑うんだよ〜」

「さっくんがそんなに落ち込むと
思ってなかったから笑」

なんか、嬉しい。
そう言ってもちはケラケラ笑った。

佐「そりゃ嫌だよ。
大好きなお姉ちゃん取られた気分」

「さっくん、かあいいね〜」

そう言うともちは俺の頭を
これでもかってくらい撫で回す。

佐「もち、髪型崩れる〜」

「わざと崩してるんだよ〜」

佐「もう！もち！」

撫で回してるもちの両手首を掴んで
ぱっと上を見れば
思ったより近くにあったもちの顔。

「さっくん？」

佐「、、ちゅ」

ほっぺにそっと口付ければ
もちは頬を赤く染めた。

「さっくん、、」

佐「いつか、俺ももちに
ちゅーできるかな？」

「な、、何言ってんの」

佐「それまでここは取っとく」

そう言って唇を触れば
更にもちの顔は赤くなった。

佐「佐久間さん元気出たから
撮影行ってくるね！」

そう言ってもちの頭を撫でれば
もちは、優しく笑って
いってらっしゃいと手を振った。

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