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渡辺さんとの事故 ページ15

「もち〜?」

俺が呼べばもちは
ソファからなに〜?
と声を上げた。

渡「お前さ、もうちょい
女らしい格好出来ねぇ?」

「へ?」

目の前のもちはふっかさんから
貰ったであろう黒のライン入りの
ジャージを着ていて。

「だって、楽屋の服なんだから
別に何着てもいいじゃん」

渡「いや、それはそうだけど」

もうちょいあるくない?
なんかこう、スカートとか。

「翔太も、なんでバスローブ?」

渡「そんなん決まってるやろ。
楽だからだよ」

「ほら〜それと一緒だよ!
このジャージも!」

ふっかさんから貰ったジャージってのが
気に入らないなんてもちの前では
口が裂けても言えない、言わないけど。

「あ、そうだ。」

渡「どこ行くの?」

「自販機行こうと思って」

立ち上がったもちのジャージのズボンは
ふっかさんのだからブカブカで
案の定俺の目の前でバランスを崩した。

渡「あっぶね、ちゃんと歩けよ」

「ごめんごめん。
裾長いの気付かなかった」

体勢を立て直してまた歩き出そうとした時
もちの体がグラッと揺れて
咄嗟にもちの腰を引き寄せた。

「ごめん、翔太」

ぱっともちの顔が俺を見れば
その距離は思ったより近くて。

「、、翔太?」

あれ、、、
もちってこんな可愛いかったっけ?
なんて思いながら顔を近づければ
ふいっともちは顔を逸らす。

渡「なんで逸らすの」

「だって、なにすんの?」

渡「、、、キス」

そう言ってもちの顎を掴んで
そのまま唇を奪った。

「、、、ん、、、しょた」

時折漏れるもちの声が
更に俺の欲望を掻き立てる。

渡「、、、はぁ」

そっと唇を離せば
少し目を潤ませて俺を見つめるもちがいた。

渡「お前のファーストキス。
俺だから」

「、、、ばーか。」

渡「助けてやったんだから感謝しろよ」

「ファーストキスはもう終わってるよ!」

そう言うとべ〜っとべろを出すもち。

渡「は!?誰だよ!?」

「言わない!」

渡「だれ!?メンバー!?」

「だーかーらー、言わないっ!」

渡「そいつと俺どっちが、、、」

思わず言葉に詰まった。

「、、、翔太。」

渡「え?」

「翔太の方がドキドキした。」

そう言って真っ赤になったまま
じゃあね!と楽屋を出てったもち。

渡「、、お前、、それは反則」

思わずその場に崩れ落ちて
真っ赤になった俺のことは
誰も知らない。

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あやぴ(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます!これからも面白い作品が書けるように頑張りますね! (2021年9月9日 5時) (レス) id: 75675802ab (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - SnowMan大好きです亮平君と翔太君と涼太君寄りのオール担当です最高です更新大変だと思います頑張ってください応援してますコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年9月8日 12時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あやぴ | 作成日時:2021年9月7日 1時

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