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もうお昼時だったので、夕鈴に食べさせる用のご飯が机の上に乗せられていた。それを取り、夕鈴の元にすぐ戻る。


「はい、夕鈴。あーーん」


一口サイズのご飯をスプーンでとり、夕鈴に差し出す。珍しく素直な夕鈴はパクリとご飯を食べた。


「おいしい?」

「はい、さっぱりしてておいしいです」


ニコリと笑った夕鈴は僕の心にとても悪い。このまま、押し倒しそうになってしまうのを必死に抑える。


「久しぶりです、誰かに看病してもらったのは…」

「僕も久しぶりだよ、誰かを看病したりするの。

………我が妃の新しい一面を見れて私も満足だしな」



耳元で囁けば、夕鈴の顔は真っ赤に染まり、「今日は狼陛下なし!」と怒られてしまった。
そんな姿も可愛くてぎゅと抱きしめる。

「早く元気になってね」


頰に唇を寄せれば、夕鈴は布団で顔を隠してしまった。

「ごめんね、夕鈴」と謝れば「今はドキドキすると倒れてしまいますので!」と早口で言う夕鈴を見れば、いじめたくなってしまうよね♪



_________________


翌日…

「陛下、大変!?今度は陛下が熱に!!」


「だから言ったでしょう…」


暗雲の雲を漂わせる李順に顔を真っ青にして慌てる夕鈴。久しぶりの風邪に「コホン」と咳ごもる。


「今日はわたしが看病しますね!」


すっかり元気になった夕鈴は可愛い笑顔で言ってきた。そんな夕鈴を布団の中に引っ張る。


「ちょっ!?陛下、なにしてるんですかー!」

「……」

「無視しないでください!陛下ってばーー!!」




夕鈴、熱を出しました【完】

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雪音 - まるさん» まるさん、教えてくださりありがとうございます!オリジナルフラグはちゃんと外しましたのでご安心ください。 (2018年10月15日 18時) (レス) id: de2f758063 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年10月15日 18時) (レス) id: 12fa79417c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪音 | 作成日時:2018年10月15日 18時

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