【すとぷり】いちごの王子様が転生した先は鬼滅の世界でした【鬼滅の刃】2

54.最終選別.7 ページ18

るぅとside

る『ッ…ころちゃんを…』

鬼「？」

る『ころちゃんをっ…離して下さいっ！』

こ「るぅとくっ…」

鬼「へぇ…結構やる気あんじゃん。どうして離さないといけないの？」

る『ころちゃんは…僕の…いえ、僕達の大事な仲間です！友達です！』

こ「るぅとくん…」

る『だからっ！離して下さい！』

る『四葉の呼吸 弐ノ型 葉矢』

鬼「！？ッ…前が見えな…」ｻﾞｼｭｯ

鬼「！？」

る『ﾊｧ…ｾﾞｯ…』

僕は考える間も無く目の前が真っ暗になった


目覚めた時には


最終選別は終っていた

こ「…とくん！」

？

こ「ると…ん！」

こ「るぅとくん！！」

る『ころちゃ…』

僕が見たころちゃんは

ボロボロだった

る『ころちゃん！？どうしたんですか！？その体…傷は！そして此処は…』

こ「最終選別、終わったんだよ。あの双子のお話も終って帰るとこ。さとみくんとシェルくんは先帰った。」

る『その傷は…』

こ「るぅとくんが急に倒れるから、おぶって帰ってたらつまづいたりして転んでの繰り返しでこうなった、右腕きが以上に痛いだけだから大丈夫だよ。」

こ「るぅとくん？」

る『ごめんなさい…』

こ「えっ…どうしたのるぅとく…」

る『ごめんなさい…ころちゃん…』ﾎﾟﾛｯ

こ「どうして泣くのっ！？」

る『僕の…僕のせいで、ころちゃんがボロボロになった…右腕に重傷を負った…僕のせいです…』

こ「るぅとくんのせいじゃないよ…」

る『…？』

こ「るぅとくんが、生きて、此処に居るだけで僕は嬉しい。僕の体なんかどうでもいい。るぅとくんが生きてるだけで。嬉しい。」

る『…』

僕はまた、疲れきったのか意識がそこで途切れた

55.ただいま/おかえり→←53.最終選別.6

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す