4話 ページ4
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私は2人が去った後、近くにある行き、風で揺れているブランコに座った。
真っ暗な空の下、
ポツンと1人で、
ブランコに座ったまま、動かなかった。
終いには雨も降り出し、私もこのボールペンもびしょ濡れになった。
タイミングが良いのか悪いのか分からないこの雨は、
とても私の気持ちと同じで、私も雨に紛れて涙を流した。
私は雨と涙の二つでびしょ濡れになっていった。
『ううぁ…ああ、！』
もういろんなショックが混ざって、私は叫んで泣かずにはいられなかった。
辺りはもう暗いし、私の泣いてる声も雨に掻き消されていると思い、
もう思いっきり泣いた。
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あれ、雨が当たらない、、止んだのかな、
「ねえ、いつまで泣いているつもりなの？」
『…え、、？』
急に雨が当たらないと思ったら、上から誰かの声が聞こえた。
上をゆっくり向いてみると、
涙でよく見えないけど、男の人で、私と樹くんと同じ制服を着てる人だった。
そして彼は、傘を私の方に向けて、雨が当たらないようにしていた。
「風邪引いちゃうよ」
『え、あなたは、』
「とにかくこれ着て」
そう言うと彼は自分のブレザーを脱ぎ、私にかけてくれた。
「あとこの傘もういらないから、上着は明日返してね。それじゃあ」
『え、？』
私は彼に無理やり傘を持たされ、その彼は雨の中走って帰ってしまった。
『誰だったんだろう、』
彼のおかげなのか、いつの間には涙は引っ込んでいて、
かけてもらったブレザーは暖かくて、
彼の優しさを感じながら私は傘をさして、家に帰った。
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一 ノ 瀬(プロフ) - ハマちゃっていっき読みしてます。38話〜も待ってます！ (2023年3月17日 19時) (
レス) @page37 id: c191460bd0 (このIDを非表示/違反報告)
May(プロフ) - はまっちゃいました！続き読みたいです！ (2023年1月15日 16時) (レス) id: 41b5d3d037 (このIDを非表示/違反報告)
スリーズペン(プロフ) - イッキ読みしちゃった！ ヤバい^^ ハマる。 続き読みたい。 キュンです♡♡ (2022年6月28日 22時) (レス) @page36 id: fdf6f0c470 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スノストなにわ担 | 作成日時：2022年6月22日 11時
