我儘 / 伏黒恵 ページ6
久乃 羅海 くの らみ
高専3年 1級 五条悟、伏黒恵と幼なじみ的なやつ
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伏黒side
羅海さんが腕に深い傷を負って帰ってきた。
「あんた、また怪我したんですか?」
俺は悪態を吐きながら、部屋に入れた。
「上の連中だよ上の連中。あーもー甘い物食べたい。」
この人は俺たちに絶対に弱みを見せない。いつもヘラヘラしている。おちゃらけて我儘ばかりに見えるが、本当は全然言っていない。いつも一人で抱え込む。今だってニコニコしているが、額には汗が浮かんでいる。
少しは頼って欲しいと思う時がある。
「─────はい、終わりましたよ。」
羅海さんの白い綺麗な肌に巻かれた包帯は早くも血で真っ赤に染まっていた
いつもそうだ。この人は無理をする。本人はそんなつもりは無いだろう。現に上層部の愚痴を延々と喋っている。でも、俺から見たら死に急いでるようにしか見えない。
「─さい。」
「?ん?」
「死なないでください。なんで死に急ぐような事するんですか。あなたが怪我をする度に俺は苦しいんですよ。こんなの繰り返してたら、いくら強いあんたでも命がいくつあっても足りないでしょ。俺だって守ることが出来たらいいのにまだ弱いです。だから余計に苦しいんです!本当に、本当にあんたは…………!」
最後に俺の言葉は震えていたんだろう。羅海さんが目を丸くしてるから。視界もぼやけてくる。
「恵、泣くな。ごめん。私はそんなに心配させてたんだね。」
ギュッ 羅海さんは俺を抱きしめた。
「好きです。羅海さん。だからもう無理をしないでください。もっとわがまま言ってください。──生きてください。」
「……私も恵が好きだよ。ありがとう、恵。───私は生きるよ。いや、生きたい。」
やっと聞けた言葉。─生きたい。─ その言葉はずっしりと重い。呪術師なんて、死と隣り合わせの生活。そんな中 羅海さんは 生きたい と言ってくれた。
「ありがとう、ございます。」
「うん。」
「 」
「 」
作者 梟
─ 月が綺麗ですね。
死んでもいいわ。 ─
この後?怪我しっぱなしだよ☆ by羅海
キャラ?ちょっと何言ってるか分からない☆by作者
テイク・シャープ・ラバー/釘崎野薔薇→←不意打ちドラマティック/七海健人
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葡萄ゆづゆ(プロフ) - ささまめ。さん» 時間的に私かな?と思ったので返信させていただきます。滅茶苦茶に嬉しいです、ありがとうございます。最上級のお褒めの言葉、創作者冥利に尽きます。本当にありがとうございます…… (2019年11月14日 20時) (レス) id: 167dee6e94 (このIDを非表示/違反報告)
ささまめ。(プロフ) - 最新話、題名とお話の内容、どちらとも何故か泣きかけました。いつも素晴らしい作品をありがとうございます。 (2019年11月12日 17時) (レス) id: 953be4ace3 (このIDを非表示/違反報告)
ロゼ(プロフ) - はるさめさん» そうなんですね すみませんご解答ありがとうございます 名前がどうだからこの作品を見ないっていう訳ではないのでこれからも読まさせてください 更新頑張って下さい 応援してます (2019年7月14日 23時) (レス) id: baa98cba69 (このIDを非表示/違反報告)
はるさめ(プロフ) - ロゼさん» 他の作者さんについては本人の意向があるだろうし何も言えませんが、私自身短編を書く時はなんとなく名前を出さないように書いちゃいますね。ですが名前を出す際は名前変換を使おうと思っています!解答になっていなくてすみません。引き続きご愛読頂けると幸いです。 (2019年7月14日 19時) (レス) id: 965a17df9d (このIDを非表示/違反報告)
ロゼ(プロフ) - いつも良い話をありがとうございます すみません 質問なのですがこの作品は名前変換がない作品なのですか? (2019年7月14日 19時) (レス) id: baa98cba69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:呪術廻戦1周年をお祝いする人 x他2人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2019年5月12日 22時