純粋な帰り道 ページ2
*相葉ちゃんの初恋談。ひみつのあらしちゃん見てれば､すぐ分かります。
「あ…､まちこちゃん。」
彼女は､マドンナのまちちゃん。俺ら男子は「まちこちゃん」と呼ぶ。
クラスは今､別々なものの…2年間は一緒だったため､顔見知りなのだ。
図書委員で､いつも自分の好きな本を推薦してくれる―そんな､女の子。
「どしたの？雅紀くん､」
「…あ！やべ､雨降ってきたなぁ…っ！」
―これは､俺の作戦だ。わざと傘を忘れて､彼女と相合傘になるために。
まちこちゃんは優しい子だから､焦った演技をする俺を見つめている。
「…あ。」 ズテッ
俺は､わざと転んだ。大きな石の場所もガン見して､転んだのであった。
「大丈夫？雅紀くん…傘は」
「―あぁっ!!!!忘れちゃったんだった…入れて？」
まちこちゃんはにっこり微笑んで､俺を傘に入れた。やっぱり優しい。
制服の膝部分が傷ついている感じだったものの､俺はすごく喜んでる。
「じゃあ､入れてあげる。そのかわり､私ん家まで来てね…？」
「分かってる！じゃあ､行こ？雨も強くなってきたし。」
※
雨の中､俺とまちこちゃんは相合傘。近所の人の視線も､あったんだ。
「お､俺らだけかな…相合傘。」
「多分ね。でも､私は嫌じゃないケド？雅紀くんと一緒なら。」
「え？」
まちこちゃんはふいに笑って､俺の肩にトンッと頬を乗せてきたのだ。
「ちょ…まちこちゃん､」
「私､嫌いじゃないんだからね？相合傘って。」
今日は雨だから､帰るのも少し遅くなる。俺は遂に､彼女の家に着いた。
花とか咲いてて､可愛い自宅だった。まちこちゃんは､家を指差してた。
「―ここ､私ん家。」
「ここ？まちこちゃんの家。」
「うん。じゃあね！あ…傘､貸してあげるね」
まちこちゃんは俺に傘を渡して､俺の方に手を振ってくれたのだった。
「じゃあ､また明日ね！」
微笑む彼女の顔を見たら､俺まで元気が出てくる。とても幸せだった。
―正直､俺は雨が憂鬱だった。でも､今はまちこちゃんの笑顔がある。
雨の日の帰り道
(よし､また明日も喋れる！)(…あ､膝がズル剥けだ。痛ぇ…)
―初恋って､甘酸っぱいですよね*とても素敵な響きですもんね。
相葉ちゃんの初恋談を聞いて､自分は胸きゅんしてましたとさ♪
これが､貴方のためだけのグラスです。→←そんな彼らの喧嘩と笑顔
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
涼野＠愛美(プロフ) - 友達登録したよ☆よろしく！！あとなんか安心したから小説読んでみてねｗｗ (2011年1月28日 16時) (
レス) id: 1d7436abd5 (このIDを非表示/違反報告)
インドア.com。(プロフ) - 了解。それじゃ､これから…こっちでもよろしくね☆ (2011年1月27日 21時) (レス) id: 8baa0b3bc5 (このIDを非表示/違反報告)
インドア.com。(プロフ) - まぃは､インドア.com。でやってるのｗまぁうちそのまんまの名前でしょ← (2011年1月27日 21時) (レス) id: 8baa0b3bc5 (このIDを非表示/違反報告)
インドア.com。(プロフ) - お､愛美ちゃんだｗうちの図書館へようこそ！ (2011年1月27日 21時) (レス) id: 8baa0b3bc5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：櫻丼ぽち。
