そんな彼らの喧嘩と笑顔 ページ1
※フリ家パロ。武×平田
ったく､俺は舌打ちした。このご時世､苛立つ大人もいる。
特に､いつまでもニコニコ微笑む平田には。
喜島建設から来てて､千葉さんの後任。しかも､現場監督。
「平田､あんたってさ…いつも笑顔だな」
「本当ですか？俺…無意識のうちに笑顔なんですよね」
そう言って平田は､また笑った。
苛々してきて､俺は平田を突き飛ばす。
それでも平田は嫌な顔一つもしない。そこも､苛々する。
「平田…あんた､よく笑顔でいるね」
「苛々してたんでしょ？誠治さんの気持ち､読み取れましたから！」
俺は一瞬「超能力者？」と思ったが､それは違った。
恥ずかしくて､平田の膝の汚れた部分を見つめる。
平田は､少し首をかしげた。
「…どしたんですか？誠治さん､」
「いや､ずいぶん汚れてるからさ。あんたの膝部分､」
「あぁ､これですか？…一生懸命に仕事したら､落ちなくなって。」
「大悦さんは？」
「まぁ許してくれました。大悦さん､顔に似合わず優しいですから」
確かに､大悦さんは物凄く怖い顔をしてる。本当は優しい人だ。
憎らしいのか､気が合うのか…俺と平田の関係は､だいぶ可笑しい。
俺と平田がどんな関係なのか考えるだけで､俺は苛々する。
笑顔の平田に､俺は思いきって聞いた。
「なぁ､平田…俺とあんたの関係って､何？」
「…『友達以上､親友未満』な感じですかね。」
平田の笑顔は､俺を苛立たす。でも､逆に勇気をもらえてきたのだ。
なんだか､複雑だった。すると平田さんは､俺の口角をクイッと上げる。
「ちょ､何？」
「…誠治さんが笑ったらどうなるかな､って。」
俺は思わず､吹き出しそうになった。やはり､平田は天然バカだった。
すると､平田は笑ってた。何事かと思えば､俺を抱きしめてきたのだ。
「何だよ､平田」
「誠治さんの笑顔…可愛い」
俺は､吹き出しそうになる。アホ過ぎて､思わず笑いたくなる。
天然バカ過ぎるというか､バカというか…平田の性格上､可笑しい。
俺は､遂に笑ってしまったのだ。平田は､にっこり微笑んだ。
「やっぱり､誠治さんは可愛い！」
「可愛い､って言うなっつぅの。俺､本気で怒るぞ！」
そんな事言ってても､やはり笑ってしまった。バカ過ぎる､アホ過ぎる。
喧嘩をするほど仲が良いのは､本当なのだろうか。
俺は､「喧嘩するほど仲が良い」を本気で信用してしまったのだ。
喧嘩と笑顔
(俺達の関係は、何？)
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涼野＠愛美(プロフ) - 友達登録したよ☆よろしく！！あとなんか安心したから小説読んでみてねｗｗ (2011年1月28日 16時) (
レス) id: 1d7436abd5 (このIDを非表示/違反報告)
インドア.com。(プロフ) - 了解。それじゃ､これから…こっちでもよろしくね☆ (2011年1月27日 21時) (レス) id: 8baa0b3bc5 (このIDを非表示/違反報告)
インドア.com。(プロフ) - まぃは､インドア.com。でやってるのｗまぁうちそのまんまの名前でしょ← (2011年1月27日 21時) (レス) id: 8baa0b3bc5 (このIDを非表示/違反報告)
インドア.com。(プロフ) - お､愛美ちゃんだｗうちの図書館へようこそ！ (2011年1月27日 21時) (レス) id: 8baa0b3bc5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻丼ぽち。
