涙は ページ24
ゆきやside
Aは仕事人間だと思った。
いつも笑顔にはかたさもあって。
弾といる時はそれなりに緩んでいたけど
楽しいというよりは
どこか辛そうな。そんな顔だった
けど今日でわかった気がする。
弾がいきなり走っていったと思ったら
その姿を見て
こぼれてきたかのように大きな水滴がボロボロ流れていた
俺が声をかけても聞こえてないように
「いかないで…泣」
誰にも聞こえないような声で言った
きっと。彼女は。
そう察するには充分な表情だった
彼女の背中を支えて
とりあえず寮の中へ入れてあげた
巧「A」
「たくみくん…泣」
今度は目の前で抱きしめられている彼女。
今だけはきっと歌手のAじゃなくて
七瀬Aとして泣いているんだ
巧「僕にする?」
その言葉の重みもしっかりだった
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ありす - 完結おめでとうございます!それとお疲れ様です^_^毎回お話を楽しみにしていたので、ここのお話がなくなるのは寂しいです( ; ; ) (2022年12月14日 22時) (レス) id: fe7f9a121a (このIDを非表示/違反報告)
TUGUMI(プロフ) - 完結おめでとうございます!!とっても素敵なお話でした!また8LOOMのお話は書きますか?? (2022年12月14日 22時) (レス) @page47 id: 4f8970cd47 (このIDを非表示/違反報告)
真奈美 - 毎回ドキドキで読んでます!更新楽しみにしております☺️ (2022年12月11日 14時) (レス) id: ab578942b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:一重 | 作成日時:2022年12月9日 15時