全部君に向けて

もやもや ページ19

あすかside

絶対に私の生徒だったのに。

七瀬Aさん。佐神君の隣の席でいつも楽しそうに話していて。






なんで私を知らないって嘘をつくのかなーー

ほんとに忘れちゃったかなー






貴方side


こんなの勝手な嫉妬で。

私が醜いってのはわかる。

でも、やっぱりあの時間は私にとっての大事な時間だった

私の大好きな歌を好きなだけ歌ってられるあの時間は
大好きな時間だった

辛いことも全部全部忘れて

ただ歌ってた。






2人の時間だったのに。それはいつの間にか私じゃない人とのふたりの時間を作り出していて






私は邪魔者のかのようでいれなくなって。



アニメとかマンガでは私はきっと主人公の恋を邪魔する悪役として出てくるんだ

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