悪魔の世界にヴィランがトリップした 2 (ページ9)

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悪魔が55人ページ9

俺はいつものように、昼休みには入間達とは別行動でバラム先生に会って聞いた

今日から上級生による師団ーー部活の勧誘が始まる

「粛に

先程パトラのルーキーハントが行われが…」

これから3日間、見学期間が設けられる
はぁ、面倒臭ぇから俺はパスだなァ
だだでさえ、煩いのは嫌いなのに自分からそんな場所に行く馬鹿はいねえ

「いいか

師団はランク昇級に関わる重要な選択だ

適当に決めるよなアホ共！」

まぢか
カルエゴ先生の言葉にハッとする
はぁ、部活だからなァ。そりゃ評価に関わるか

「はーい

わかりましたエギー先生！」

「その名で呼ぶな！」

クララの返事にツッコミを入れる先生を
俺は見つめながら考えた
先生は教室を後に俺は急いで追いかけた

『カルエゴ先生は、

どの師団の顧問をされてるんですか？』

「何故だ？」

『えーーっと、気になっただけです…』

「顧問にはなっとらん」

『…そうですか

面識がある先生の所が良いと思いました

バラム先生は師団には顔を出さないって聞いたので』

「一々そんな事で決めるなッ

先程も言っただろう

ランクを上げたかったら真面目に考えろ」

怒らせってしまった…
肩を落とせば、少しやわらかい口調で言われ

「……焦らゆっくりと決めておけ」

『…はい』

「とにかく、その、

補える術を身に付けられるものをよく考えるんだな」

飛べない事を気遣ってくれたのか？
それなら、少し嬉しい