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悪魔が82人 ページ36

俺の目の前には、ポニーテール姿のバラム先生が居た

「あっ、わわっ、

いや、違うんだよコレはッ

キミが褒めてくれたから嬉しくってつい…」

『そんなに慌てなくても

俺に褒めてもらったから嬉しくってやったんですね』

俺が笑ってからかうと、
バラム先生は真っ赤になってモジモジして俯いた

先生は純粋だなァ〜
近くで見ると、小さな三つ編みも発見

『先生、上手ですね!ご自分でしたんですか?』

「うん、

キミが偶にしているのを見たから…真似してみたよ」

『それにしても、小さいのに

バラム先生はとっても器用ですよね』

先生は人差し指を立て、得意げに話してくれた

「僕ね、何か作ったりするのも好きでよくやるんだ〜

絵本は読むだけじゃなくて自分でも作ってるしね

菜園はもちろん、料理もするよ〜

他にも、服でしょ〜」

『女子力が高い…。

凄いですよバラム先生!因みに栽縫も?』

「えへへっ

あ、裁縫と言えば刺繍もしたんだよ

カルエゴ君にサボテンのハンカチあげた事もあるよ」

『えっ!?

あれは、バラム先生のだったのか!?』

「ん?」

何だただの俺のはやとちりかよ…
よかったずっと気になって、
付き合っても言えねえから、気になってたんだよ
意外な形で知ることになったが、結果オーライだなァ

『バラム先生、

教えてくれてありがとうございます!

もう、本当に大好きッ!』

つい感極まって、告白みたいに感謝を述べた

「えっ!?す、すす好きって…僕の事!?

え…ちょっと待って!ぼ、僕ッ!?

すっごく嬉しい ……」

何故か、感動して今にも泣きそうになっている
本当に純粋だなァバラム先生は

本当に重要な事を聞けて、ラッキーだな

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作者名:まっしろ | 作成日時:2021年2月6日 19時

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