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悪魔が74人 ページ28

「いいなぁ…」

ポツリと零した入間の頭を撫でた
しかし、入間は理事長に抱き上げられた

「どのお菓子がいいの?」

「おじ…ッ」

「あの赤いのかな?買ってきーー」

指差した理事長は、
隣の(すごい凝視する)オペラさんの、
主に下がった耳を見て動きを止め

「一緒に買ってこようか入間君」

早足に行ってしまった…

はぁ!?待ってコイツも連れて行け!

俺はこの場を離れよとしたが
オペラさんに抱きつかれそうになり、後退る

「お久しぶりですねヴィダ様

それにしても、何故避けるのですか」

『はぁ、そうですね

それと俺は、見ず知らずの人に抱き付かれるのは好きではありませんので』

はぁ、俺は早くこの場を離れたい…

「先程、聞き捨てならなち台詞を耳にしたのですか

一体どなたの彼女だと仰っていたのでしょうか?

それよりも、誰とどこまでイッたのでしょうか?
詳しくお聞かせお願いします」

『……貴方には関係がありません

それにその事はただの勘違いですから…』

俺はすぐにその場を離れた

「はぁ、
どうしたら振り向いてもらえるのでしょうか」

ーーーーーーー
場所は変わって屋上

『はぁ、ココは人がいなくて落ち着く…』

冷たい風が頬を撫でて気持ちいい…

『……家族…』

俺は屋上から、皆と親を見ていた
今さら、家族に会いたいなんて、無理なのになァ

ポッロポッロ

『はっ?…』

涙なのか?
もう、あの出来事から泣くことはねえと思ったのに

『うっ……止まらない…なんで……!』

涙を拭いても拭いても、逆に溢れ出る

その時、影が俺の身体を覆った

「貴様、こんな所で何をしている」

『…ーーカルエゴ先生』

今、一番会いたくないカルエゴ先生が立っていた

「?! 泣いているのか?」

そう問われてハッとする

『すみません…すぐに止めますから…ッ!』

俺は慌てて涙を拭こうと乱暴にする
その手を、先生は掴んだ

「はぁ、雑にするな悪化するぞ」

うっ、呆れらってしまったか

『…ッ!す、すみません…』

あぁ、もう!泣くなよ!引っ込め涙!
俺の心の中とは矛盾に涙はポロポロ流れ落ちる

そんな俺をカルエゴ先生は、
いっきなり腕を引っ張り大きな体で抱きしめられた

『…えっ!カルエゴ先生!?どうして…ッ!』

先生に尋ねようとしたが

「今は誰もいない、

悲しいなら抱え込まずに大人しく泣いてろ」

ズルいでよ先生はそんな事、言ったら

『うぅ、あぁぁ…!』

先生は俺が泣き止むまで、ずっと傍にいってくれた

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作者名:まっしろ | 作成日時:2021年2月6日 19時

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