悪魔が66人 ページ20
紫苑の背中に跨ること数分ーー
カルエゴ先生とロビン先生の姿を見つけた
見つけたッ！
『紫苑！あの2人に向かえ！』
紫苑のスピードが上がるのを感じる
先生が「ケルベロビュート」と発する、
犬の魔獣が透明な壁を突き破った
カッコイイ/////
その勇姿を見て惚れ直した
って！違ぇよ！！
『カルエゴ先生！ロビン先生！』
「ぁっヴィダ君！
それにスノーフォックス！！
どうしてココに？それに、なんで跨ってるの？！」
「中庭に集まるよう指示があっただろうが」
『…少し嫌な予感がしまして、
自分で走るより紫苑に載った方が速いと思いまして
紫苑の鼻を頼りに先生達の匂いについて行きました』
「嫌な予感だと」
「どうします？カルエゴ理事代理」
「貴様はまたッ
チッ仕方あるまい。
ヴィダが言う嫌な予感も気になる
大人しくしていろ」
重厚そうな扉を開けたそこには
バビルスの資料を保管しているらしい
膨大な資料のこの中からカルエゴ先生は
「バリアの能力を持った者が容疑者だ
そいつを特定する」
と、手分けして探し始めた先生達
俺は紫苑の背中から降りて、
アミィ・キリヲについて調べた
『……見つけた……！』
中を開いたら、やはりバリアの使い手だった
『先生方、勝手に見てすみません
でも、犯人が分かりました…！』
「はぁ？！」
「すごいよヴィダ君、よく見つけたねッ」
「コイツは…」
カルエゴ先生は俺を見てすぐに目を逸らした
連絡を取っていくつか支持して
「新任、貴様の力を貸せ」
とロビン先生は喜んで返事した
俺はすぐに入間に電話をかけたが繋がらない
「早く来い」
「すぐに修復するから、理事代理と一緒にッ」
ロビン先生に言われ、
舌打ちしたカルエゴ先生に手を引かれて走る。
バリアを破るカルエゴ先生について屋上へ
ロビン先生は矢文を構えれば、鳥のような弓が現れ
「一点集中！」
放った矢は的に届くまで何ものにも干渉を受けず必ず命中するのだと説明してくれた。
"シャオの個性"と少し似てると思った
「無駄口を叩くな、アミィ・キリヲを探すぞ」
その時、翡翠が現れた
『翡翠！キリヲの場所が分かるか？』
翡翠は俺の目を見て頷きコン！と鳴いた
『わかった、カルエゴ先生！
キリヲ先輩は3年塔のある部屋にいるそうです！』
しかも、入間も一緒ににいるのか…！
「3年塔だな」
先生は再び連絡を取った、
その時、青く光る龍が天を登った
『あの姿は、入間か！？』
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作者名：まっしろ | 作成日時：2021年2月6日 19時
