煉獄さんの継子、超絶可愛いらしい【鬼滅の刃】

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「無一郎、」




無一郎は必死に何かを伝えようとしているが聞こえない
この水鉢を斬ろうとすると無一郎まで斬ってしまうだろう





「(A！僕なんていい！呼吸で止血しろ！！)」


「…一緒にあのクソ野郎を斬ろうね」





そう告げて水鉢に思いっ切り空気を送る





「霞の呼吸 弐ノ型 八重霞」





水が裂ける音ともに無一郎無事脱出、おめでとう

さすが天才剣士だね




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『(Aの傍にいなさい。無一郎にとってAは記憶を取り戻す鍵になってくるから)』




水の鉢から出られた僕はお館様の言っていたことを思い出した





「おかえり無一郎、私は先にあのクソ野郎の所にいるから」




「あいつ斬ったらあの水鉢の中の感想教えてよ」と小さい頃からなんら変わらない笑みを僕に見せると

瞬く間に姿を消した






鮮明に思い出した




父さんも、母さんも、有一郎のことも




そして、


『無一郎、折り紙じょうずだね！』


『この紙飛行機、私ばっかり追いかけてくる！！』


Aのことも






俺は急いでAを追いかけるべく刀を強く握った





__

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「俺のために刀を作ってくれてありがとう鉄穴森さん(・・・・・)」




顔に痣が出ている無一郎がいつの間にか立っていた



顔は心無しかスッキリしているような気がする
記憶が鮮明になったのかな




『A、無一郎のことを頼んだよ』




お館様、貴方様の言うことは正しかった
無一郎ならもう大丈夫です





「A、ありがとうね」


「全然いいよ。」


「俺も早く水鉢の中の感想言いたいからさ、終わらせよう」




今の無一郎と私ならできるよ
だって気分いいんだもん






「血鬼術 一万滑空粘魚！！」


「一万匹の刺客がお前らを骨まで喰いつくす！！
私の作品の一部にしてやろう！！！」





「霞の呼吸 陸ノ型 月の霞消」

「艶の呼吸 漆ノ型 凄艶・金蓮花」




この粘魚…体液が毒なのか





「霞の呼吸 参の型 霞散の飛沫」

「艶の呼吸 肆ノ型 燎原ノ火」



「(何ィィィ！！回転で全て弾き飛ばされた！！)」









「A、後は俺一人で大丈夫」




無一郎が私の方を見て笑う

おそらく炭治郎の援護へ向かえということだろう




「死んだらはっ倒すから」

「…こっちのセリフ」




私は呼吸を使い勢いよく地面を蹴り、
炭治郎の元へと向かった






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