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14話 ページ18

Aside

最近、やたらに見られてる気がする。

と言っても、一日中って訳でもなく、ただ気づいたら視線を感じる程度だけど。

うーん…誰かに恨まれるようなことしたっけなぁ…?

真「どうしたの?悩み事?」

真冬が私の顔を覗き込みながら言った。

真冬にこのことを言ったら、彼はどう思うのだろう。そして、何を感じるのだろう。

真冬には心配かけたくないなぁ…

『…っ、ううん、なんでもないよ』

気づいたら泣いていた。
真「…!? どうしたの!?大丈夫?」

どうしよう。
私が返答に困っていると、周りも気づき始めたらしい。

すぐ近くにいた、千羅くんが気づいて、
「まふくん、Aちょっと保健室連れてくね」
と言って、私の手を取り、保健室へ歩き出した。



〜保健室〜
千「A、なんかあったん?」
何も答えたくなかった。
だが、今の千羅くんの目はかなりの圧をかもしだしている。

『……』
黙り込んでしまう。

すると、なにかに包まれたような温かさを感じた。
ふと見ると、千羅くんが私を抱きしめていた。

『…千羅くん…?』
千「ごめんな。でも、こうでもしないと(夢主)がずっと黙り込んでまうと思って」

やはり千羅くんはなんでも知っているらしい。

私はまた泣き出してしまった。

『グスッ 最近、誰かにずっと見られてる気がして…、怖くて真冬にも言えなくて心配させちゃって…』

私が泣きながら話している際も、千羅くんは黙って話を聞いてくれていた。

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作者名:こころ | 作成日時:2020年7月2日 22時

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