12 ばあや ページ14
Aside
農作業というのは思ったよりも疲れるものだった。
農具は重いし、こんな炎天下ではかなり厳しい。
この休憩の時間でとれる疲れではなさそうだ。
こんなことをして、野菜は収穫できるのかと思うと、食べ物の尊さなどを身に染みて感じる。
そういえば.....ばあやもこんなことをしていたっけ。
私が小さかった頃から私の面倒を見てくれて、あまり相手をしてくれなかった親の代わりに遊んでくれたり、色んなことを教えてくれたばあや。
とても優しくて、それに彼女はたまに私をこっそり屋敷の外に出してくれてよく市場を一緒に見に行った。
そんなばあやは、2か月前に病気で亡くなってしまった。
私の前ではいつもと変わらない優しい笑顔でいたが、彼女の体は病魔に蝕まれていた。
こんなことを思い出すと、涙が出てきそうになる。
「あら?Aどこに行くの?」
「少しね。すぐに戻ってくるから......」
私がついたのは広い湖のある場所。
ここまで来れば、さすがに誰も来ないだろう。
昔、ばあやに言われた言葉を思い出す。
「お嬢様、もしも悲しくなったら歌を歌えばいいのです。そうすればきっと、お嬢様の悲しみも癒えますわ。歌には不思議な力があるのですから。」
私は歌った。
昔よくばあやが歌ってくれた子守唄。
名前はたしか「ぜんまい仕掛けの子守唄」。
「るりら、るりら」
ばあやとの思い出を胸に、私は歌い続けた。
歌い終えると、誰かの視線を感じた。
木と木の間に目を向けると、ヴェノムがいた。
なんだか、彼を見ると安心する。
彼の元へ行こうとすると、誰かの声が私を止めた。
「今の歌声はあなたね!A!」
「素晴らしい歌声だった!」
村の人たちに囲まれ、彼の元へ行くことは不可能となってしまう。
どうやら私はかなり大声で歌ってしまっていたようだ。
ヴェノムのところへ行きたいのに
結局、私がヴェノムと話せたのは、農作業が終わってからだった。
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壱加(プロフ) - 斎藤秋葉原さん» 頑張りまする!!(。uωu)♪ (2021年2月6日 9時) (レス) id: 26cd84f321 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤秋葉原(プロフ) - 合格おめでとうごさいます!更新頑張ってください!!! (2021年2月6日 7時) (レス) id: 7601600ca4 (このIDを非表示/違反報告)
壱加(プロフ) - 斎藤秋葉原さん» うわああ〜!ありがとうございます(;ω;)ただいまです☆今日結果が返ってきて合格してました!!!!!これからも更新頑張るのでよろしくお願いします! (2021年2月5日 17時) (レス) id: 26cd84f321 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤秋葉原(プロフ) - おかえりなさい、受験勉強お疲れ様です!合格していることを願っていますね!!更新ありがとうございます!! (2021年2月5日 17時) (レス) id: 7601600ca4 (このIDを非表示/違反報告)
壱加(プロフ) - 斎藤秋葉原さん» こんな自己満ですっとろい更新の話にお付き合いありがとうございます(;ω;)笑えない馬鹿なので受験勉強頑張らないとですw今後もよろしくお願いします! (2020年8月10日 7時) (レス) id: 26cd84f321 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:壱加 | 作成日時:2020年5月30日 13時