19 本音とリアル ページ20
ギリンマside
女二人が観覧車に乗ったあと、俺ともう一人の男の間には気まずい府陰気が漂っていた。
向こうはそんなこと思ってないのか、俺に声をかけてきた。
将人「あんた、Aの彼氏っすか。」
ギリンマ「えぇっ......そういう風に見える？」
将人「まぁ、俺からしてみれば。」
嘘だろ...
俺あいつと普通に話してただけだよな.......?
ギリンマ「お前は、あの派手な女とだろ？」
将人「人生最大の失敗っすよ......」
顔を覆い、声がだんだん小さくなっていく男。
将人「まぁ少なからず、Aの方は、あんたにぞっこんっすよ」
ギリンマ「え......」
いやいや、浮かれるな俺。
彼の独断と偏見でしかない。
将人「俺は別に、あんたのことを信頼してるわけじゃないけど、別に今後会うこともなさそうなんで言うんすけど......俺だいぶ前からAのこと好きなんすよ」
まさかのカミングアウト。
そんなん初対面の人に言うことじゃないよ。
俺は黙って彼の話を聞いていた。
将人「でも、俺はあいつのタイプじゃないみたいだし、昔からあいつの目線は俺をすり抜ける........あいつへの想いは届かないって分かってるんで。あいつを見てるだけのうじうじした自分と決別するために、こんな見た目にして、心の穴ってやつを埋めるために千夜と関係もって.....俺はただのイキリなんすよ」
そこまで言うと俺に対してふっと笑って「だから、Aを幸せにしてやってください」と言った。
将人「あっ、Aたち戻ってきた。あいつらんとこ行きましょ」
ギリンマ「あ、あぁ......あれ？あいつ......」
将人「え？あ........A.......?」
あいつが、俯いていた。
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壱加(プロフ) - rainbow204649さん» コメントありがとうございます！書いたのがだいぶ前で今読むと「おかしいだろ」ってなるとこも多いんですがそう言ってもらえてありがたいです(；ω；)マイナーキャラの小説ですから、読んでもらえてめちゃくちゃ喜んでます笑 (2021年7月4日 20時) (
レス) id: c0c59cbbf4 (このIDを非表示/違反報告)
rainbow204649(プロフ) - 1年前の夢小説に失礼しますが、素敵な小説ですね！楽しませてもらいました。 (2021年7月4日 0時) (レス) id: d0a66fb317 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：壱加 | 作成日時：2020年1月3日 20時
