2曲目 ページ3
「来ちゃった…」
あれから早1週間後、その日は来た。
久々の弟のアイドル姿。先生の配慮で私は少し中に入れてもらった。見覚えのあるこの楽屋、そこには先生から教えていただいたユニット名、Knightsと書かれている。
もしかしたらここに居るかもしれないと思いドアを叩いたらすぐにドアが開いた。
「れおく…！ってあれ縮んだ？」
「うおっびっくりした？！」
見慣れた顔、綺麗な整ったちょっとくせがあるもこもこの髪の毛。
「イズミ…？」
「えっ、もしかしてA？」
驚いていると中から3人やってくる。
「あらあらどうしたの？泉ちゃん」
「瀬名先輩、如何なされましたか？」
「セッちゃんうるさ〜い」
見慣れない金髪と赤髪、そしてこれもまた見覚えのある黒髪。
「あれAじゃーん」
「リツ…？」
「凛月ちゃんも知り合い？｣
「どなたですか？しかしここは関係者以外立ち入り禁止ですよ？迷われたんですか？」
キャッキャと私を見てる金髪の子に少し疑った顔で見つめる赤髪の子。
この子達が新しい……？
「えっと…急にごめんなさい。あの弟居ませんか？」
「弟さんですか？……まさかLeaderの事ですか？」
「ごめん発音良くて聞き取れなかった」
「王様のお姉さん？」
「なるくんかさくんAが困るからちょっと落ち着いて」
少し困惑してる私にイズミが落ち着かせてくれる。
「あっ、すみません！挨拶もせず！」
慌てていたらトントンっとドアを叩く音がした。
「お時間です」
「A、今から開演だからちょっと後にしてね〜後で王さまと一緒に話聞くから、なるくんもかさくんも後でにしてね」
そう言うと話す暇もなくイズミ達が出ていく。
大事なステージだろうから凄く険しいというか不安そうな顔をしていた。
私も見に行こうと、舞台袖にひっそりと行く。
舞台袖に行った時、私は後悔をした
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作者名：ルナ | 作成日時：2022年4月16日 6時
