【甘党加湿器】愛う【そらいろまふらー】

真夏と君／そらる ページ5

夏

蝉が生きるために
大きな声で鳴くような季節



そんな真夏の日を…彼女は大好きだった




「ふふっ…そらる、暑い日もいいね」




なんて笑う彼女

その反対に



「うへぇー…こんなに暑い日のどこがいいんだよ」



なんて文句をぶつぶつ言っていた俺




「そんな顔しないの！暑い日は誰もが生き生きしているように見えるの」




って言って彼女は笑う



病室の中で



「んんん、わかったから閉めよう？病室の窓はダメだろ…」



涼しくなりたくて必死に窓を閉めるように言う




「むーケチな彼氏さんだなっ！」



と言ってぷんすか怒る彼女





「はいはい…ケチな彼氏さんですよー…てか」



「体に悪いだろ」




「ぅっ…はーい」



彼女はショボーンとする




それを気にせず窓を閉める




「A今度一緒に花火見に行こうな」




なんて言ってみると




「うん。行きたいなっ…」




って寂しそうに笑う



そこは触れてはいけない気がして




「よし、約束」



なんて俺も笑ってみた



*



あの時……

「どうしたの？」って

言ってたら黙って居なくならなかった？



できるなら、もう一度君に逢いたい


一緒に花火を見たかった





ドーンとうち上がる花火を

独りで見る


彼女の笑顔を思い出す




視界が悪くなり

頬を何かが伝って落ちていく




ーーー

季節外れ………

そして文章……


全部がやばばば。((



順位ありがとうございます！

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