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314話 両想い ページ45

安室「違っ「違わない」っ‼

A「心の中で笑ってたんだろ…足を引っ張る僕を見て…心の中で嘲笑ってたんだ…仕事はできても、実技なんかできない僕を見て…心の中で笑ってたんだろ」

安室「違う!そうじゃない!」

A「違わないだろ」

自分の顔がどうなってるのかもわからない
でも、多分…酷い顔だ

A「期待させるような事して…僕だけ舞い上がって…どんなに君を想ってても君はその気持ちを全部知らぬ顔で素通っていく、僕の気持ちなんか知らずに」

安室「待て「大嫌い」!」

A「降谷なんて…大嫌いだ‼」

降谷を押しのけて僕は階段を駆け下りた
ビル群の中、道をとぼとぼ歩いていると

「Aお嬢様?」

A「ジイ…ちゃん」

快斗のおじいちゃんが立っていた

降谷side

『降谷なんて…大嫌いだ‼』

降谷「…は、ははは…」

Aの言葉に心を抉られた
好きな女を泣かせた事に…俺は罪悪感を感じた
あいつは何よりも1人を好んでいた、だが今では1人になる事を拒絶する

それなのに、俺はそれを知っててアイツを突き放す言い方をした
最低だ

降谷「…なんで嫌いなんて言ったんだ」

口から出た嘘にアイツは絶対に気付いてくれない
寧ろ、本当だと思うだろう

だが、アイツもあの言動では俺の事を好きと言っている
それなのに、俺のせいでアイツの気持ちを踏みにじった
時金家の事件の時、あいつは好きだと言ってくれた
それはただ単に相棒としてだと解釈していた

降谷「…両想いかよ」

その場にしゃがみこみ膝に顔を埋める
どうすればいい?どうあいつに謝ればいい?
謝ったとしてもあいつが俺の言葉を聞くはずがない

聞く耳を持たないだろう

降谷「…よし」

今からでも遅くはない
会いに行こう…会ってちゃんと伝えるんだ

Aside

寺井「どうぞ、ココアですよ」

A「ジイちゃん…なんで」

寺井「快斗坊ちゃんが言ってましたよ…沢山泣いたAお嬢様は絶対に泣いた後はココアを飲むのがクセだと」

A「…快斗」

ジイちゃんにもらったあったかいココアを口に含む
甘く苦いココアは僕の心を落ち着かせてくれる

寺井「そろそろ、坊ちゃんが(バタン!)来たようですね」

快斗「姉さん」

A「快斗…わっ!」

走って来たのだろう
快斗は汗だくで息も切れていた

快斗「ごめん…姉さん」

A「謝る事はないよ…素直になれない僕のせいだ」

ずっとそうだ
あいつの前では見栄を張っておきたい
負けたくないから、ついキツイ言葉を言ってしまう

315話 再びケンカ→←313話 嫌いだよ



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サッカーバカ(プロフ) - ひなさん» ありがとうございます!更新スピードが速いので、皆様にご迷惑をおかけしていると思いますが、これからもよろしくお願いします (2018年6月26日 21時) (レス) id: 7a8e0b57d6 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - けんPさん» 自分も思います!(T-T)こんな男子いたら…!友達にそんな優しい人いないんですけどね (2018年6月26日 21時) (レス) id: 7a8e0b57d6 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - うんうん、いい子 作者さん頑張って下さい! (2018年6月26日 20時) (レス) id: 966379f9ef (このIDを非表示/違反報告)
けんP - 快斗くん凄く良い子…(´;ω;`) (2018年6月26日 20時) (レス) id: 20e1749555 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - けんPさん» 自分もです、主人公達の行動とか書けなくて…めちゃくちゃ悔しいんですよね (2018年6月26日 15時) (レス) id: 7a8e0b57d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年6月19日 22時

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