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Aの話題で盛り上がりそうな雰囲気だが、どうも勘違いをしているんじゃ…
「別に彼女じゃねェからな?」
「…は?」
口を開けて静止した立原達。
数秒してまじっスか!?と大声で聞いてきた。
「まじだよ。」
更に机を勢いよく叩いて身を乗り出した。
「一緒に住んでんのに可笑しくないっスか!?」
「色々事情があるンだよ。」
有り得ないといった顔で椅子に座り直した立原をぶん殴ってやりたいが、壁に穴を開ける事と人手を減らす訳にはいかないと諦めた。
「だが彼女の事は好きなのだろう。」
梶井の実験に付き合わされていた広津がそう云った。
因みに銀は芥川から電話があり少し前に帰った。
「この話題終われねェのか?」
「終わらせないっスよ!中也さんがAを好きと認めるまで!」
何でそんなにムキになってンだよ。
「それではここに、砂糖と胡椒、味の素などを加えて…」
Aの作った料理にさらさらと入れられる調味料達。
「手前!Aの料理が駄目になンだろ!」
「中也さん。今好きって認めたんスよね。」
「しつけェな!こちとらずっと前から認めてンだよ!文句あるか!?」
__あ。
────────────
「はっ…くしゅん!」
「風邪でも引いたのか?」
「否…誰か噂してんのかな…?」
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フューズ(プロフ) - 恋する中也さんがめっちゃ可愛いです!これからも更新頑張って下さい! (2018年3月8日 23時) (レス) id: 533c8db921 (このIDを非表示/違反報告)
太宰中也 - 読むの楽しいです!頑張ってください! (2018年3月7日 20時) (レス) id: 73affc4735 (このIDを非表示/違反報告)
ともか(プロフ) - 続編おめでとうございます! また読めるとなりとても嬉しいです! (2018年3月7日 12時) (レス) id: 80eb368801 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - 続編おめでとうございます!完結したのかと思ってたんですが……続きがあるなんて……!これからも頑張ってください! (2018年3月7日 7時) (レス) id: 198a7174c6 (このIDを非表示/違反報告)
ネイラ(プロフ) - 続編おめでとうございます!更新される度に読ませていただきました!とても面白いです。これからも頑張ってください(*^^*) (2018年3月7日 7時) (レス) id: 21338af0ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にちか | 作成日時:2018年3月7日 1時