ねこ【爆豪勝己】 (ページ13)

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そうゆうとこページ13

あークソ、まじでついてねえな

階段を踏み外してしまって、思わず転倒
頭をぶつけて夕方までぐっすり眠っていた

もう外は夕暮れだし、クソ髪も寮戻ってんだろうな

ガラッと教室のドアを開ける

「っ、え？」

爆豪「…ハ？」

自分の席に座ってボーッと夕暮れを見ていた

目元がキラキラ輝いている

爆豪「…泣いてんのか」

「…ちょっとね、なんでもないよ」

頭痛いの治った？と聞かれて無言で頷いた

「一緒にかえ…あー、先帰るね」

じゃあね、と急いで教室を出ようとするアイツを呼び止める

爆豪「待てや」

「え」

爆豪「ちょっとまっとけ」

「え、一緒に帰るの？」

爆豪「悪いかよ」

「悪くないけど…」

どういう風の吹き回し…と呟くそいつを背に帰る準備を進めた

夏も終わって涼しくなった夜道

俺の一歩後ろをアイツは歩いた

爆豪「…わりぃ」

「え？なにが？」

爆豪「…この前」

「ああ、いいよ。傷ついたけど」

ヘラヘラと笑う顔を見つめる

「…なんでそんなに見つめるの、なんかついてる？」

爆豪「俺の前では普通でいろや」

「え、どういう意味？」

爆豪「普通の意味だわ」

クソが、と呟けばアイツは驚いたように目を見開いてそれからクツクツと笑った

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「…今日ね、家族の、命日なんだ」