短編集 (ページ6)

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ウィラside
きちんと香水の効果が効いていて良かったわ。これで効いてなかったら困るもの。Aの事を分かってあげれるのは私だけ…。私とA以外の記憶なんて永遠に残らなくていいものなのよ…。

｢愛しいA。貴方が単純でよかったわ…。私と貴方はこれから特別な関係になれるのよ。貴方が何も覚えてなくても私がいる。私が貴方の全てをしてあげるわ…。だから安心しておやすみ…｣

｢おやすみA次会う時は特別になりましょ｣

許してちょうだいA…貴方は優しいわ。だって周りの人は私が姉を殺し姉の名前を名乗ったと知った瞬間裏切っていくもの…。でもあなたは違う。もう前みたいに私の真実を知って拒絶しないでちょうだいね…。1から関係を築くのは案外大変なのよ。あの時私が貴方に拒絶されてどんだけ悲しかったか…。この後荘園のみんなに私のことがバレる事件が起きるわ、だからその前に貴方と特別になりたい…いいえ、ならなきゃいけないのよ。
そして

次会うときは私の事をクロエって呼んでちょうだい

初めましてを何度でも