香り※調香師 ページ5
「これ、Aを思って作ったの。良かったら使ってちょうだい。」
そう言って私に香水を作ってくれたウィラ。流石私の親友!好きな香りを知ってるなんて!これからゲームだけどこの香りとなら五代分チェイスも余裕で出来そうだわ!
マッチング待機室には既に機械技師のトレイシーが居た。
『トレイシー今日ははやいのね、一緒に頑張りましょ!』
そういいトレイシーの隣の椅子に腰をかけた
「今日は機械人形のメンテが早く終わって暇だったんだ…。もちろん一緒に頑張ろうね!」
「ってあれ?今日Aなんかいい匂いする、シャンプーでも変えた?」
いち早く私の異変に気づいてくれるトレイシー嬉しいわ!早く自慢したくて仕方なかったんですもの!
『よく気づいたわねトレイシー!実はウィラから素敵な香水を貰ったのよ!』
「うわぁ…いいなぁ!ウィラの香水は世界一だもんね!」
『やはりそうよね!トレイシー!』
2人でウィラのいいことについてお話してたら占い師のイライさん。そして祭司のフィオナが来た。いよいよゲーム開始だ…。
『よし!まずはここの暗号機を解読しちゃいましょ!』
と、暗号機に手を伸ばした…
『ん…?あれ…?暗号機ってなんだったかしら…そもそもここはどこ…なぜヘンテコな椅子や機械があるの…?私には分からない…何も分からないわ…』
そして目の前が真っ暗になった。
『んっ…。ここは?』
「あら、目覚めたのね。心配したのよ」
『あれ?ウィラここは?』
「ここは貴方の部屋よ。Aゲーム中に倒れたのよ。イライさんが貴方を見つけれくれてフィオナが貴方の部屋までワープ作ってくれたのよ」
ほら、と指さされた方を見ると微かにワープの跡があった。
『ほんとだ…。聞いてちょうだいウィラ。今日の私ヘンテコなの。ゲームのことも暗号機の事も忘れちゃったのよ』
「あらそれは大変ね…。今日はゆっくり休んだ方がいいわ。」
そうウィラが言うとウィラは隣の椅子に腰をかけた。
「おやすみA………………」
ウィラの言葉を最後まで聞けないまま私は眠りについた
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作者名:転生少女 | 作成日時:2019年7月10日 18時