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＿＿＿朝。
「………イソップ君、おはよ」
「ヒィッ…あ、○○さんか……」
「今日は早起きしたんだよ！イソップ君と朝ごはん食べるためにな！」
……なんて見栄張って、実は絶対起きることは不可能ということで夜からずっと起きてたんだけど。
「…ぼ、僕と一緒に食べるために、ですか？」
「イソップ君は見てるだけで癒される小動物のようなモフモフ感があるからね」
「なんですかそれ」
ビシッと服を着て、シワという概念が無いイソップ君を見ると、おお流石だなと思う。
すると、“ 今日は早く起きれたんですね ” と微かに笑って尋ねてくる。
…イソップ君の笑った顔初めて見たかも。
「うん、うん、私は頑張りましたよ」
「……ヘェ、頑張ったんですねぇ…ところで、この目の下のクマはどうしたんですか？」
そ、っと優しく頬を包まれる。
「…えｯ、あ、いや、その、……えぁ…」
「…ふっ、○○さん、顔真っ赤ですよ」
目の下をなぞられ、顔が火照る。
…くぅ、これを無意識でやってるのか…故意なのか…分かんないな。
がらんとした食堂に、2人で座る。隣に座るのはまだハードルが高いし逆に喋りにくくなるので、向かいに座った。
どうやらメアリーはまだ起きていないようで、仕込みだけされた冷蔵庫を見た。…と、とたん、早く起きてきた事を後悔する。
ぐｯ、この私が料理出来ないことを知っていてのこれか？
イソップ君が私の料理音痴な姿を見たらきっと萎えてしまうだろうな…いや、前言撤回。もう萎えられてるかもしれない。
「……い、イソップ君…あの、まだ朝食の準備が出来ていないようでして…」
恐る恐る聞くと、キョトンとした顔で見つめ返される。
「あ、そうですよ。いつも僕が起きる時間にはまだ用意されてないです」
と、手馴れたようにカバンからサンドウィッチ、野菜ジュース(のようなもの)を取り出し、1人もくもく食べる。
……あー、一本とられたな。
「…○○さん、食べないんですか？」
ニヤニヤと私を眺める。
「確信犯ですよね、イソップ君」
「………………さぁ？」
イソップ君がサンドウィッチを1枚くれたのでなんとか私の腹の虫は収まったようだった。
ずっと起きてたのに夜食も食べねぇし朝しっかり食べろ とでも言いたいのか。
…君にも好きな人ができたら分かるはずだよ。
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めんへらうさぎ(プロフ) - 今日初めて読んだのですが、すっごく好きです……。奥手なナワーブくん可愛すぎるし、ちょいちょいとおちょくってくるイライくんも可愛かったです…！イソペも可愛くて、とてもいい作品をありがとうございました(＞＜) (2019年7月16日 22時) (
レス) id: 9158c232db (このIDを非表示/違反報告)
ゆーな(プロフ) - 名前変えても○○になってます… (2019年6月18日 21時) (レス) id: 1ac6299c65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：5号機ちゃん | 作成日時：2019年6月14日 22時
