12 ページ12
「ああ"ーっ！逃げれて良かった！ごめんヘレナにピアソンさん！」
「いいのよ、○○のお陰で完全勝利できたんだし」
「で、で、でももうちょっとで怪我するところだったんだ、あ、あまり危ないことはし、ないでくれ」
「…ほ、ほんとすいませ………ん」
試合後はそれぞれ自分の失態を吐き出して懺悔する時間に成り果てた。
ほんとに、無理して4逃げする意味…いや、あった。私の気持ち的にはあった。
「……あ、のぅ…○○さ、ん」
「！あ、イソップ君！ごめんね、足引っ張っちゃって…最期のチェイス、かっこよかったよ！」
「そういうの、も、やめてほしい…です」
…今なら天界へ昇れそうな勢いで可愛い。
「あ、の…言うなら僕だけがいいんです
……わ、わかってください」
化粧箱をゴトっと落とし、あたふたと慌てるイソップ君。そのまま、ぴゅーんと食堂へ向かってしまった。
「…ねぇ、○○…今の何？ゲート中に何があったの？友達なんだから教えてよ」
横腹をつついてくるヘレナに、別になんにもなかった と告げる。…あ、あの口悪さのせいかもなぁ。因果関係はよく分からないけど。
「確認なんだけど、○○ってイライ君と付き合ってるんでしょ？」
「ｯ！？？？ああ！？？？」
「え、いつもあんなに一緒にいてイチャイチャしてるじゃない、目に毒よ」
なんだ、ヘレナは爆弾発言を落とすのが大好きなのか？？？？
しかもイチャイチャ？？？ぽ？？？？
「…付き合ってないんですよね」
「ええｯ！？？なんで？？確実にイライ君○○の事好きじゃない！」
「多分あれ私の事からかってるんだと思いますよ。反応を見て楽しんでるドSなんです」
「○○、好き好きって言われて嫌がってないように見えるんだけど……うーん、恋愛事情が複雑なのね」
頑張って！とヘレナスマイルを向けられてどこかに罪悪感を覚えた。
ピアソンさんは『お、おじさんにはか、関係ない話だな』ととっくにどこかに行っていて、ヘレナとは別れ途中で会ったナワーブと食堂へ向かうことにした。
今日のこんだてはチャーハン、らしい。
チャーハンに入ってるにんじんは全てナワーブに食べてもらうとして、イソップ君とまた話す をミッションに据えようか。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 209人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「第五人格」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
めんへらうさぎ(プロフ) - 今日初めて読んだのですが、すっごく好きです……。奥手なナワーブくん可愛すぎるし、ちょいちょいとおちょくってくるイライくんも可愛かったです…！イソペも可愛くて、とてもいい作品をありがとうございました(＞＜) (2019年7月16日 22時) (
レス) id: 9158c232db (このIDを非表示/違反報告)
ゆーな(プロフ) - 名前変えても○○になってます… (2019年6月18日 21時) (レス) id: 1ac6299c65 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：5号機ちゃん | 作成日時：2019年6月14日 22時
