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次の試合も、リパさんに姫抱きされながらも完全勝利におさめることができた。
まぁ私がマップを出た時にはもう、フロアで飲み会が始まっていたのだが。
「おお〜っ！○○！帰ってきたかぁ！！」
上機嫌のピアソンさんがビールを並々と注いだグラスを持ちながらこちらへ走ってくるのが見える。
…一体いつから飲んでいたんだ。
「…○○、遅かったわねっ！私達、先に飲んでたのよ！」
「……………マーサ？？？」
「あははっ、○○おかしい！私がマーサじゃなかったら誰なの！？あは、ははあは」
帽子はぬぎ服は乱れ、顔が紅潮していたらそりゃ誰だとなるだろう、…ぐええ、酒臭ぁ。
「…あ、イソップくんは？」
「はァ〜？彼氏ほっぽりだしてイソップの所いくなんてぇ許さんん！」
「は！？イライ彼氏じゃないでしょ？」
「○○酷いな！俺達はぁ、とっくのとうに愛を誓い合ったって言うのにぃ〜」
あ、だめだみんな出来上がってる。
こんな空間にいたら私の身がもたない。と悟った私は、きっと怯えてるんだろうとイソップ君の部屋に向かおうとした。
「…………○○さ、ん…どこ行くんですかぁ…」
手をぎゅっと握られ、驚いて振り返ると、そこにはイソップ君がいた。
動揺して、声の出し方も忘れてしまった。
「うぇっ、へっあっ！？い、イソップ君！？どうして、え！？…」
「こ、こ来たら○○さんに会えると思ってぇっ…でもいなくて…みんな怖くてぇｯ…」
「えっ、あっ、そ、そうなんだ！て、手…」
「らめです、離しませんよぉお…だってすぐどっか行っちゃうでしょ」
泣きそうな顔で訴えてくるイソップ君の事を心の中で天使と感じた。いや、女神といっても過言ではない気がする。
「…ほら、○○も飲めオラァ！！」
「んぐっ！？」
ナワーブが私の口にビール瓶をつっこみ、無理矢理に飲ませられた。
…ああ、もういいか。酒に吞まれるなと良く言うけど、ありゃ無理無理。架空の話…だ…
……○○、今から呑まれてきまあす！
*
「＿＿○○は気づいてないのかねぇ」
「フィオナさん、○○は鈍感なの！」
「鈍感にしても程があるだろ…天然とも言い難い」
外野ではフィオナ・エマ・カヴィンが背景推理ならぬ恋愛推理をしていたらしい。
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めんへらうさぎ(プロフ) - 今日初めて読んだのですが、すっごく好きです……。奥手なナワーブくん可愛すぎるし、ちょいちょいとおちょくってくるイライくんも可愛かったです…！イソペも可愛くて、とてもいい作品をありがとうございました(＞＜) (2019年7月16日 22時) (
レス) id: 9158c232db (このIDを非表示/違反報告)
ゆーな(プロフ) - 名前変えても○○になってます… (2019年6月18日 21時) (レス) id: 1ac6299c65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：5号機ちゃん | 作成日時：2019年6月14日 22時
