パキスタンへ ページ29
パキスタンへ向かう道中、ゆらゆらと揺れながら一向は次の街へ到着するのを待っていた。
ときおり大きく揺れるガタガタの路地もポルナレフの荒い運転のせいでもっと荒く感じる。
もう外はすっかり明るい。
そして、休む間もなくポルナレフは運転してくれている。
心配そうにポルナレフを後部座席から確認するが、依然運転に集中している様子だった。
事故はおこさなければいいのだけれど…
花京院「もうすぐパキスタン国境か、インドとももうお別れですね」
助手席に座る花京院が外の風景を眺めながらぼんやりとつぶやいた。
ポルナレフ「俺はまた戻るぜ、アヴドゥルの墓をきちんと直すためにな」
どこか遠くを見据えるポルナレフ、Aもその言葉に胸を痛めた。
『そうですね…
この前の事なのに、すごく懐かしい気がします』
ふと顔をあげた時、いつから走っていたのか、車の前には真っ赤な車が走っていた。
ポルナレフの荒い運転とは真逆の安全運転なのか、とてもゆっくり車を走らせていた。
そのため、この車の窓からつい噎せてしまう程の砂埃が窓から入ってきてしまう。
『ポルナレフさん。相手の方には申し訳ないけどなんとかして追い抜いてくれますか？』
ポルナレフ「おぅよ、任せとけ！
ったく、こんなとこちんたら走ってんじゃねぇよ」
ポルナレフさんは苦しそうに咳き込みながら車のアクセルを踏む。
それがかなりのスピードを出していたのか道の小石が車の車体に当たったような小さな音が耳に届いた。
花京院「ポルナレフ！荒っぽいぞ」
ジョセフ「おい、ポルナレフ
さっき小石ぶつけたんじゃないか？」
とジョセフさんが後ろに行った車を見ながら言った。
ポルナレフ「かもな」
ジョセフ「トラブルは今困るぞ、ベナレスの一件で追われる身だからのう」
ジョセフさんは疲れたような顔をした。それほどまでに大変だったことを物語っている。
早めのスピードで走っていた車に、ポルナレフさんは突如ブレーキを踏んだ。
『きゃっ…！』
その反動のおかげでAの体制が崩れかけるも、なんとか持ちこたえることができ安堵の息を漏らす。
ジョセフ「言ったじゃろ！事故は困るって」
ポルナレフ「ちっ、違うぜ！見ろ！あそこに立ってやがる」
ポルナレフさんが指を指した先には、
小さな子供が道の片隅で親指を立てている姿だった。
しかし、一向はその姿に見覚えがあった。
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勇者あああああ(プロフ) - xyzhonokaexweb@gmail.comさん» 分かりづらくて申し訳ないです！そういうことです！ (1月20日 8時) (
レス) id: 4108a0b193 (このIDを非表示/違反報告)
xyzhonokaexweb@gmail.com(プロフ) - ようは慣れ の部分はアブドゥルさんの台詞ではないでしょうか…？ (1月19日 21時) (レス) @page14 id: 815d9c0be1 (このIDを非表示/違反報告)
うぇるり(プロフ) - ミクひめさん» 突然コメントすいません(^^;、スタンドが見えないというのはアンのことではないでしょうか…？ (2016年12月30日 12時) (レス) id: c446077766 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうか(プロフ) - 前から読ませていただいてます！すごく面白くて続きが気になります！！これからも頑張ってください♪ (2016年11月21日 14時) (レス) id: c3a1b4202c (このIDを非表示/違反報告)
ミクひめ - あの、お話は非常に気になり面白いのですが１つ指摘しても宜しいでしょうか？勘違いでしたらスミマセン。最初の話によると夢主はスタンドを見ることは可能との事だったんですが、続きを見てからスタンドは見ることは出来ないと言われてるので、少し疑問に思いました。 (2016年8月9日 1時) (レス) id: 9820022a5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：勇者あああああ | 作成日時：2015年5月5日 14時
