プロローグ? 1話でしょ ページ1
昔、ヒーローに憧れたことがあった。
昔、王様に憧れたことがあった。
昔、主人公に憧れたことがあった。
今は?
…普通の高校生さ。
__いや、「一般人」ですらないだろ。
と、頭の中で訂正をする。
(何といっても、友達がいない。)
「イェーイ!ぼっちサイコー!」
澄んだ空に虚しい声が響いた。
あーあ。
こんな俺にも特技はあるんだ。
唯一の自信があるよ!
そこらの草に触れてみると、
ほらね。
〈光合成の邪魔なんだけどー
まじうざい!どいてくんない?〉
___声が聞こえる。
…植物にけなされているようだ。
「うるせ。人間様なめんな。」
ぼそっと呟き、それを後にする。
そう、俺は生き物なら何でも!全部!
触れれば声を聞くことができるのだ!
わはは!
そうして、俺はボッチへの道を少しずつ__。
だが、確かに踏み進めているのだった。
「にゃーお」
後ろを振り返ると、見たことない猫がそこにいた。
___綺麗
真っ黒な毛。
琥珀の瞳。
すらっとした立ち方。
ここらの猫は、大体声をきいたんだけどな。
…新人か。
「…お前も独りなの?」
しゃがみこんで、優しく触れる。
〈あなた、私の声きこえるの?〉
声さえも美しいこの猫は___
「…はい。わかりますよ。」
〈私、姿は猫ですが人間でした!〉
〈助けてください、追われてるんです!〉
__俺を非日常へと誘うのだった。
「はい?」
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sayakafujino30(プロフ) - 面白かったです!!!更新頑張ってください。応援しています!下に終わりって書いてあるのですが、続きが気になります!もう終わりでしょうか....? (2017年10月28日 10時) (レス) id: 16a7c15423 (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - 。さん» あ、本当ですね〜。ありがとうございます!気づきませんでしたw (2017年2月2日 18時) (レス) id: b93d36a99a (このIDを非表示/違反報告)
。 - 黒いコート(太宰)…じゃないでしょうか?マフィアの時は黒のイメージ(笑 (2017年2月2日 2時) (レス) id: e61b383b69 (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - かなとさん» ありがとうございます。先生時代難しいです(´・ω・`) (2017年1月31日 17時) (レス) id: b93d36a99a (このIDを非表示/違反報告)
かなと(プロフ) - 国木田さん(●´ω`●)之からも更新頑張って下さい! (2017年1月31日 16時) (レス) id: 024d735d7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:悠 | 作成日時:2017年1月29日 12時