第150話【話が難しいですね、すみません...】 ページ27
【...だから、世界の法則は、貴方達を同じにしようとする。】
『同じ？』
【はい、...貴方を、彼女と同じように。
彼女は以前から、私のことを遊楽、と呼んでいました。...あなたは、最近彼女にだんだん似てきました。それが、私にとっては怖いんです。】
思わず自分の手のひらを見つめる。
私が彼女に？
【...初期から変わっていく性格、少し伸びた髪型、血や犯罪に対する恐怖意識の異常な減少...。
今回だって、私の名前を知ったら、名前で呼ぶ気だったでしょう？】
『...う、ん.....。』
確かに、おかしいとは思っていた。
最初この世界に来た時は、純粋にこの世界を楽しもうと思っていた。でも、最近はなんだか話について行くのに必死で...。
それに、髪も最初よりは随分伸びた。時の流れは凄いなぁ、と思っていたけど、今考えれば伸びる早さが少し早すぎるような気もする。
...血や犯罪に大しての恐怖意識の異常な減少。
前の世界での私なら、深爪している人を見ただけで『ぎゃぁぁあ！？』なんてなっていただろうが、今では、...敵を傷つけることに躊躇いがない。
前回の試験だってそうだ、《死なないかな？まぁいいか》で終わらせていた。
『...っ』
自分の変化を目の当たりにされ、背筋が、ぞわり、となるのが分かる。
世界が私を変えようと...
【...あなたが私の名前を知らなければ、少なくともあなたと彼女の違いが《一つ》できる。
《名前で呼ぶか呼ばないか》という違い。
...あなたは彼女になってもらいたくなかった。
だから、名前なんて知って欲しくなかったんです。今までどおり、ゲームくん、でよかったんです。】
...気に入っていたんですよ、ゲームくん。
そう、画面の中で少し笑う彼。
【...さて、話を内容2話分で終わらせましたよ、満足でしたか？】
『...うん。結構、スッキリした。
...ありがとう、ゲームくん。』
私が微笑んでそういうと、ゲームくんは、満足したように画面の明かりを消した。
第151話【彼女も、これから色々と出てくる...はず。】→←第149話【好きな作家は西尾維新です、どうも(にっこり)】
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エドワード - メープルさん» えっ (2020年1月7日 16時) (
レス) id: 09090d6677 (このIDを非表示/違反報告)
メープル - 鋼の錬金術師のエドワードと幼女戦記のターニャお願いします！！！ (2018年9月25日 22時) (レス) id: 6a973d41c4 (このIDを非表示/違反報告)
樹の幹 - 確か織田作の異能は意図して見れるものではなかった気がするのですが…あ、僕もよくわかって無いので修正とかはしなくていいと思います！更新頑張って下さい！ (2018年8月18日 19時) (レス) id: e640de58c3 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーとです。 - おおおおおおお織田作の異能だぁぁぁ(泣 (2018年8月5日 19時) (レス) id: fc82e8dbe1 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ - 神威きたぁぁぁ!!!! また出して下さい!!!! (2018年2月27日 21時) (レス) id: eae4b70575 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白蛇の柊 | 作成日時：2017年11月29日 7時
