第157話【サーの個性がいまいち分かりません...】 ページ34
翌日、初日。
サー「我がナイトメア事務所が狙うのは、奴らの犯行証拠。くれぐれも向こうに気取られぬように。」
「「『イエッサー！！』」」
私は久しぶりのヒーローコスチュームに、少し気分が上がりながらも、そう言う。
だって能力のたびに格好変わっちゃうからなぁ...。
私はもはやゲームくんに差しっぱなしになっているイヤホンを片耳、つける。
【くれぐれも気をつけてくださいよ。...あなたなら、このあと何が起こるかわかっているでしょう。】
『...うん、大丈夫。死なない限りは、頑張るよ。』
【物騒なこと言うな。】
『ごめん。』
ゲームくんのタメ口は、割とガチな時だ。こわい。
私は、へへ、と苦笑いすると、緑谷くんのすぐ隣で歩く。
刹那、緑谷くんが驚いたように左を向く。
そこには、座り込んだエリちゃん。
＿＿＿＿...来た。
私は路地裏の方を睨みつける。バレない程度に。
治崎「ダメじゃないか、ヒーローに迷惑をかけちゃあ。＿＿＿＿帰るぞ、エリ。」
想像以上の治崎の迫力に、思わず私は緑谷くんのフードを引っ張り、思いっきりかぶせる。
緑谷「っ！？」
『よく外れるねこのフード！サイズ調整ミスったんじゃない？すみません、私の同期が...。』
私は顔を隠す手立てを何も持っていない。
今ここで個性で仮面かなにかつけても、逆に不自然だ。
...ミリオもいる、私は強気に出ることにした。
治崎「こちらこそすみませんね、ヒーロー。
遊び盛りで怪我が多いんですよ、困ったものです。」
ミリオ「すみません！...その素敵なマスクは、八斎會の方ですね！ここらじゃ有名ですよね。」
ミリオは1度私の表情を見たが、大丈夫だったらしい。原作通り話を進めだした。
治崎「＿＿どこの事務所所属なんです？」
『学生です。所属なんておこがましいくらいのひよっこで...まだまだなんです。
職場体験で、こうして先輩と回らせてもらってます。』
私はそうして、照れる振りをする。
自分でも今、《普通な》笑顔が作れていると思う。
明らかに作っている笑顔でもなければ、爽やかな笑顔でもない。
通りすがりの人に向ける程度の、ささやかな微笑み。
第158話【あああリク消費のために早く戦わせたいよぶっちゃけまだ戦うの結構先だけど！！！】→←第156話【誤字脱字が多くてすみません...指摘いつも助かってます...！】
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エドワード - メープルさん» えっ (2020年1月7日 16時) (
レス) id: 09090d6677 (このIDを非表示/違反報告)
メープル - 鋼の錬金術師のエドワードと幼女戦記のターニャお願いします！！！ (2018年9月25日 22時) (レス) id: 6a973d41c4 (このIDを非表示/違反報告)
樹の幹 - 確か織田作の異能は意図して見れるものではなかった気がするのですが…あ、僕もよくわかって無いので修正とかはしなくていいと思います！更新頑張って下さい！ (2018年8月18日 19時) (レス) id: e640de58c3 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーとです。 - おおおおおおお織田作の異能だぁぁぁ(泣 (2018年8月5日 19時) (レス) id: fc82e8dbe1 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ - 神威きたぁぁぁ!!!! また出して下さい!!!! (2018年2月27日 21時) (レス) id: eae4b70575 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白蛇の柊 | 作成日時：2017年11月29日 7時
