第2話 ページ4
佐藤side
佐藤「や、やめて...ッ!!!」
ゲシッ
佐藤「カハッ...!!」
早乙女「私に向かって唾飛ばすなッ!!汚いッ!!
てか、お前の存在自体が目障りなんだよッ!!」
佐藤「わ、私が一体何をしたの...ッ!?!?」
早乙女「別にー...存在がムカつくだけ。」
私は佐藤 綾
そして、これがいつもの私だった
根暗で、地味で、ノロマ
こんな私に話しかけてくれる子なんて、いなかった
私が何かをしたわけじゃないのに...
一応は小さな会社の娘だけど、この辺りじゃ庶民と同じ
この学校は、みんなお金持ちだから...
でも、神様は私にチャンスをくれた
『よろしくね』
彼女が私の隣の席になった
【この人は私を助けてくれる】
そう、心の底から思った
『綾、今日のお昼休みに校内の案内を頼みたいのだけど...』
佐藤「う、うん!!いいよ!」
『ほんとに?ありがとう!!』
早乙女「チッ...」
早乙女から舌打ちされた...
で、でも今の私にはAがいるもの...
絶対に、大丈夫...ッ!!
佐藤「こ、ここが食堂だよ」
みんなが私たちを見てる...
そりゃ、そうだよね
地味でブスな私の隣を、こんな絶世の美女が歩いてるんだもの...
でも、なんだか有名人になった気分...♪
『へぇ...広いのね。』
佐藤「ここも一応は私立だからね。」
『あ、そういえば綾のお父様って何をしてらっしゃる方なの?』
佐藤「あの...ウチの父は小さいけど会社を経営してるの。」
『それって、もしかして佐藤建設グループ...?』
佐藤「え?そ、そうだけど...」
『その会社、私のお父様と親交の深い会社だわ!』
佐藤「え?」
『これもきっと運命だわ!』
そう、神様は皆に平等に試練を与える
私はその試練を乗り越えたのだ
『ねぇ、綾はコンタクトにしないの?』
佐藤「え、コンタクトか...考えたこと無かったかも。」
『なら、コンタクトにするべきよ
今でも十分可愛いけど、コンタクトにすればもっと可愛くなるわ?』
佐藤「そ、そうかな/////////」
『えぇ、あとはメイクね。
私もあまり好きではないけど、綾の場合は少しくまが目立つから、目元は少しメイクしてみるといいかも。それだけで印象は変わるはずよ!』
佐藤「わ、わかった!ありがとう!」
103人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユ メ ナ コ ?*(プロフ) - 展開がとても気になります!更新頑張ってください! (2017年7月17日 17時) (レス) id: 622a208a12 (このIDを非表示/違反報告)
レムレム(プロフ) - 姫羽さん» ありがとうございます!今すぐ更新しますね!!笑 (2016年10月15日 12時) (レス) id: 6cbfeb3ec4 (このIDを非表示/違反報告)
レムレム(プロフ) - 美由希さん» やっぱり対立的だとこれから起こることとかがわからないので、面白いんですよね!わかってらっしゃる〜!笑 (2016年10月15日 12時) (レス) id: 6cbfeb3ec4 (このIDを非表示/違反報告)
レムレム(プロフ) - 星花さん» めっちゃ面白いなんて光栄です!急いで更新しますね!!笑 (2016年10月15日 12時) (レス) id: 6cbfeb3ec4 (このIDを非表示/違反報告)
レムレム(プロフ) - リラ茎さん» ありがとうございます!無理せず頑張ります!笑 (2016年10月15日 12時) (レス) id: 6cbfeb3ec4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:レムレム | 作成日時:2016年9月17日 19時