学園の女王様 −スクールカーストで築かれた城−

女王様の制裁が下ります３ ページ10

桃｢橘、いるー？｣


詩織｢え、竹内さん…｣


桃｢ちょーっと一緒に来てもらってもいい？｣


詩織｢え、は、はい！｣



桃｢失礼しまーす。｣


『あら、橘さん。来てくれて嬉しいわ』


詩織｢く、九条さん...｣


『そんなに身構えないで？
貴方を助けるためにここに呼んだのだから。』


詩織｢私を助ける…？｣


『私は、貴方を賢い子だと思っているわ。
だから２軍の中で一番下にいるなんておかしいと思うのよ。』


詩織｢え？｣


『それに…貴方だって本当は、おかしいと思ってるんでしょう？
だって、貴方の方が成績も運動神経も上なのに…
ねぇ？』


詩織｢そ、それは…｣


『大丈夫、１軍のトップである私が後押しするんだから…失敗なんてしないわよ？』


詩織｢本当…ですか？｣


『だから私の指示に、従ってくれる？』


詩織｢わ、わかりました…｣

女王様の制裁が下ります４→←女王様の制裁が下ります２

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す