どういう事やねん 2【HQ】【宮侑】

14・テストの点 ページ14

貴「よし、完璧…」


咲「結構綺麗になってきたな！」


今何をしてるかと言うと、


練習は終わってんけど、皆が自主練してから帰るって言うから私達は、


貴「これどこにあったん？」


咲「そこの棚やで〜」


部室の掃除をしています。


たまに変なもの見かけるけど、スルー。


貴「…んっ？」


と、そこにスルーできないものが目に入る。


私はスルーできないものをある人のロッカーの奥から見つけ、手に取る。


貴「これっ…は…」


咲「え？どないしたん？」


貴「や、なんで…もない…」


そっとポケットにそれを入れた。


笑い…堪えきれてるよな？


＿＿＿＿＿＿＿＿＿


帰り道。皆で帰ると思ったら、侑と角名くんに呼ばれ、2グループに分かれる。


咲と治くんは向こうにいる。何かあったらイヤホン騒動の時みたいに治くん呼ぼ…


貴「…それで何すればいいんですか」


侑「…せや、決めてへんかった」


何 が し た か っ た ん や


呼んだだけか？ほな帰らせて…


角「まぁ何かはされるんだから」


…今日された事もあるしね、と言われる。


ほんまに私今日死ぬって…


貴「殺さんといて…生きたい…」


侑「おん」


貴「え？生きて帰らせてくれるん？」


侑「さすがに殺せへんわ…俺らをなんやと思っとんねん…」


いやそういうイメージやってんけど…とか思いながら、何を言われるか構える。と、


角「…あ、じゃテストの最低点教えて？」


と言われ頭がフリーズ状態。

ほんまに言うてる？


貴「そ、それ以外で…」


角「無理だから」


…私やって、普段悪い訳やないんよ？


…たまたま悪い点とったことは…ある(小声


貴「誰にも言わんとってな？」


侑に知られたくなさすぎて、角名くんの耳元に口を寄せて点数を言う。


角「オッホホwwほんとに？w」


貴「ほんま笑わんといて？！」


言わんといてな？と釘を刺す。


しかし悪びれる様子もなく、侑に点数を教えてしまう角名くん…。


生き殺しってやつやん…死にたい…


侑「ほんまか？点悪っw」


ほんでめっちゃ煽られてんねんけど…




せやけど、私が笑いを堪えながら部室で見つけた侑のテストを見せると、一瞬で黙った。


フッ…勝った！


部室で拾ったもの：侑の悪すぎるテスト


…しかし私はこの後、もの凄く死にたくなる。


そして、"この時、侑のテストを公開しなければ…"と深く後悔する事になるのだ。


タイムスリップして、侑のテストを公開しようとしている私を殴りたい

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