義理の息子はそらるさん

21 幸せは ページ22

luz side



雨は止むことはなかった



俺が車を走らせ着いた場所は



俺とAが出会った街外れの公園



...Aがいるか少し不安だけど、足を進めた



俺はベンチに目もくれず、一直線にある場所へ向かった



Aは、きっと



このトンネル型の遊具の中に...



る「見つけた...」



「光、」





俺の大好きな人＿＿＿＿＿＿







Aside



酷く光の体は冷たかった



抱きしめられて、伝わる温度が低くて私は光の背中に腕を回して彼の体を温める



「こんなに冷えてるのに...」



る「会いたかったんよ。会って言いたい事あったか

ら」



光は私の隣に座って、私を見た



くっきり二重の目は何となく揺れて見えた



「言いたい事って？」



私がこんな所にいるのを気にしないのか、興味が無いのか知らないけどいつもの笑顔で、



こう言うんだ



る「俺はAと俺の幸せは同じだと思ってた」



私を捉えて離さない目に



顔がゆがんでから、涙が溜まっていく



る「...婚約、解消や」



「っ」



そんな辛い顔でこっちを見ないで＿＿＿



もう元には戻れなくなりそうな気がしてるのに、なんて言ったら、なんと声をかけたらいいのか分からなくて



る「Aの幸せが俺の幸せや」



そう言って笑うから、零れそうな涙を堪えて、無理やり笑って、作って



る「結婚おめでとう」



そんな光が私は...






好き、、

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