5 再会 ページ5
炭治郎 side
地べたに倒れている事しか出来ない自分
立ち上がろうとしても腕が上がらない
そんな俺の元に現れた、金色の髪を靡かせ、金色の
刀を構えた鬼殺隊士
そして、懐かしい匂い
いや、人違いではないはずだ
昔より、髪が伸びたなあ
「...A？」
俺の声は届かなかった
「祈の呼吸...陽光
” 乱舞 ”」
何だ、夜なのに明るくなっていく...
彼女は刀を振り舞い上がった
夜空からの差す多数の細い光は鬼に届く
その瞬間鬼は崩れて跡形もなく無くなった
そんな鬼の倒し方があるなんて
俺は力を振り絞って体をひきずり禰豆子に覆いかぶ
さった
「ね、ずこ...」
光が消え、また暗闇に戻る
「たん、じろ...？」
そうだった
俺を助け鬼を倒した彼女は...
やっぱり、
「A...！」
ずっと会いたかった人
会いたかったのに会えなかった人
Aは俺の傍に来てしゃがみ込んだ
「やっぱり炭治郎だよね...？」
「うん、Aも鬼殺隊に...」
そしてあの強さ...Aはかなり前から鬼殺隊に...
「急にいなくなってごめんね、炭治郎
私、鬼殺隊に入隊したの」
そしてAは禰豆子に目を向けた
「お、に...？」
「違う！禰豆子は...人を喰った事もない！」
「禰豆子って確か、炭治郎のいもう、」
もの凄い勢いでこちらに向かってくる何かに禰豆子
の頭を抱きしめ庇うように目を瞑った
Aは俺達を守るように立ちふさがった
そして刀がぶつかり合う音が聞こえてくる
「あらっ？
何で邪魔をするんです冨岡さん」
急に現れた女の人の刀を受けたのはAでは無かっ
た
「しのぶさんと、冨岡さんっ！」
「鬼とは仲良く出来ないって言っていたくせに...
何なんでしょうか
それだから皆に嫌われるんですよ、ふふ」
A side
冨岡さんと刀を触れ合わせたしのぶさんは遠くに跳んで行ったけど綺麗に着地をした
すると刀を私達の方に向ける
「さあ冨岡さん、どいてくださいね
Aさんも」
私は冨岡さんの後ろにいた
大丈夫だよと伝わるように炭治郎の手を握った
「A...」
「俺は」
冨岡さんは口を開いた
「俺は嫌われてない」
冨岡さん...
炭治郎を見るとなんとも言えない顔をしていた
「はあ...それ、すみません
嫌われている自覚が無かったんですね
余計な事を言って申し訳ないです」
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葉月(プロフ) - うみひなさん» コメントありがとうございます〜！続き作成中です、是非見てくださいね(,,･ω･,,) (2020年1月27日 8時) (
レス) id: 285b2a1083 (このIDを非表示/違反報告)
うみひな - 夢主、可愛くてタイプです！続き楽しみにしてます！ (2020年1月25日 11時) (レス) id: 707b4bde26 (このIDを非表示/違反報告)
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