悪女(仮)と愉快な平和組 (ページ9)

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大好きと大嫌いページ9

私とフィジーの所属するバスパートは9割男子で、何となく部内でも煙たがられるパートやった。

連絡が回ってこない、面倒事を押し付けられる、文句を言われる、なんでもバスパートのせいにされるっていう風に、まともな扱いをされたことはあんまりなかったように思う。

それでもうちのパートは代々どこよりも平和で仲良く過ごしてきた。

自分はそんなバスパートが大好きやったし、誇りでもあった。

どのパートよりも不真面目でおちゃらけてて、よく先生に怒られもしたけど。それでも大好きで、このパートにいることが生きがいだった。

でも、部内ではそんな私たちが気に入らない、大嫌いって人が結構いっぱいいた。

裏で悪口も言われたし、正面から調子乗んなとか大嫌いともいわれた。

自分にはそう思われる原因もきっかけも理解できなかったし、思い当たる節もなかった。

今なら分かる。嫌いなことに理由なんてない。
鬱陶しい、不愉快だって感じるのにまともなきっかけなんてなかった。

毎日のストレスとかのはけ口が欲しかったんだって、今ならわかる。

でもあの時は分からなかった。
分かろうともしなかった。

何が嫌なの？
嫌なら正面から文句言いなよ
悪口なんて卑怯でかっこ悪い

今でもそう思う気持ちは変わってないし、理解しようとも思わない。

だけど、これだけは言える。

自分にとっての「大好き」は、「大切」は、誰かにとっての「大嫌い」だってこと。

お互いの気持ちは分かり合えないし、その必要も無いこと。

自分が胸を張って「大好き」って言えることに意味があること。

今でもきっと私の「大好き」は誰かの「大嫌い」で、なにかしらの反感を買っているとも思うけど、自分の「大好き」の良さは自分がわかってればいいと思う。

そしてそれを、胸を張って「大好き」って言えるなら、それでいいと思う。

語彙力なくてごめんなさい。読んでいただいてありがとうござました。