刀剣乱舞&名探偵コナン 〜始まりの話〜

No.19 ページ19

A目線


私は夕餉が終わった後、次郎さんに誘われてお酒を飲む奥の部屋へと行った

太郎さんからカルピスを貰って、不動君の隣で飲む


太郎「しかし、こんのすけの言葉に少し驚きましたね。」


太郎さんはそう呟く


次郎「何か言ってたっけ？」

日本号「あれだろ、体を縮められたってやつ。」


確かに自己紹介の時、コナン君は魂と肉の器が合っていないように感じた


不動「俺達みたいな感じかぁ？ひっく。」


A「短刀の子達とは違う感じかな。」


次郎「それにしても、偶然ここに来るなんて怪しいよねぇ。」


不動「あの人間達も怪しいらしいしなぁ。」


日本号「お嬢ちゃんも怪しいって思ってるんだな。」


A「えぇ、まぁ。」

私はそう言って苦笑い


不動「偽名使ってる時点で怪しいだろぉ〜。ひっく。」


次郎「あの子供も怪しいんでしょう？」


太郎「これは困りましたね。」


本当に

あまり怪しい人達をここに置いとく訳にはいかない

なにより、ここの刀剣男士の何人かは、まだ人間の事を恐れている


太郎「担当殿には連絡しましたか？」


A「いえ、夜にしようと思っています。」


不動「だがよぉ、この雨が止んだら帰るんだろぉ〜？

なら、この雨が止めば明日には帰るんじゃねぇのか？」


次郎「でも予報では一週間続くらしいのよ。」


A「かなり長いですね。

あまりここに長居されるとこちらも困りますし、あちらも困りますよね。

どうしましょう。」


はぁ、と溜息をつく

私はコップに入っているカルピスを飲む


すると隣に座っている不動君が部屋の出口の方をじーっと見つめていた


不動「ところでよぉ〜、廊下にいる奴らは何してんだぁ？」


不動君が甘酒を持ったまま部屋を出る

私も慌てて追いかける


不動「誰だぁ？お前ら。」


A「貴方がたは………

ここで何をしているんでしょうか？」


そこには食器を持っている安室さんとコナン君がいた

まさか、さっきの会話を聞いていた……？

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