楽しいこと30 ページ30
10分ぐらいだった頃だろうか
またま外にはストーカーがいて、早く萩原さん来てと願うばかりだった
するとコンビニの扉が開き、聞き馴染みのある音楽と同時に萩原さんの姿が見えた
「は゛き゛わ゛ら゛さ゛ん゛」
「おうおう、大丈夫か〜?」
これから萩原さんのことは救世主と呼ぼう、そう心に誓った。萩原さんはこっちを向いて、外にいるストーカーを指さし、「あの人のこと?」と聞いてきた
「はい、ずっと外で待ってて…勘違いかもしれないんですけど」
「勘違いでも用心に越したことはないよ、妹ちゃんの判断は正しい」
俺の横に隠れながら外に車を停めてあるから、とりあえず乗ってと言われ外に出た
隠れながら早歩きで車の方へ向かった。その時私は横目でストーカーの方を見てしまった。
暗くてよく見えなかったけどじっとこっちを見つめて、睨んできた。やっぱり幽霊より人間の方が怖い
車に乗り、家まで送るねとエンジンをつける萩原さん
本当に救世主すぎて惚れてしまう
「妹ちゃんさ、あの男と初対面?今日初めてあんなことされた?」
そう聞かれ、心臓が少し早くなった
前からされていました、なんてことは言えないし
私は嘘をつく選択をした
「…はい、そうですね」
「へぇ、そっか。怖かったね」
きっと萩原さんは何かに気づいている、と思う
警察官だし、人の嘘ぐらい見抜ける
それでも私は嘘をついた。生憎人を頼るのは慣れていない
…今思い出せば人に助けを求めたのは今回が初めてかもしれない、と思うほどに私はあまり人に助けを求めない
求め方が分からないのかもしれないけど
沈黙が流れ、萩原さんの車は私の家に着いた
車から降り、感謝の言葉を伝える
「今日は本当に助かりました。ありがとうございます」
「お易い御用だよ、次もなにか違和感があったら絶対に俺か同期の誰かを呼んでね。迷惑だなんて思わないで、わかった?」
やっぱり萩原さんは気づいていた
それでも無理やり私からストーカーの事を聞かないのは彼なりの配慮なのだと思う
「次がなければ一番いいんですけど、ね、」
と言葉を紡ごうとした時、ポストがなにか異常なことに気がついた
そこにあったのはポストから溢れ出そうな程の盗撮と手紙があった
君が死ぬまであと________。
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明里香(プロフ) - 再開じゃなくて再会です。 (2022年5月24日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 気まづいじゃなくて気まずいです。 (2022年5月24日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ(プロフ) - とても面白かったです!他の方もおっしゃっているのですが、このあとの警察学校組の反応(話)を見てみたいです!お疲れ様でした! (2022年5月8日 18時) (レス) @page34 id: 064c02c015 (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - 続編みてみたいです、、、😢とても素敵な作品をありがとうございます、、。 (2022年5月8日 13時) (レス) @page34 id: 011262e667 (このIDを非表示/違反報告)
怜花(プロフ) - 面白かったです。この後、零さんとか皆視点で見てみたいです!!お疲れ様でした!! (2022年5月8日 13時) (レス) @page33 id: a4a28791c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:putipu__ | 作成日時:2022年4月29日 22時