伍拾参ノ話 ページ8
わたしと善逸くんは隊服に戻った。
善逸「こっちの方が落ちつくねぇ〜」
善逸くんは腕を思いっきり伸ばす。
うん。わたしも隊服の善逸くんの方が好きだな。
A「わたしは出来たら隠の服が良かったんだけど…」
新しい隊服は、やっぱりちょっと恥ずかしさはある。
胸元あいてるしね…←
善逸「隠でいる理由は分かったけど、そんなに隊士ってバレたら大変なの?」
A「ここだけの話、最終選別受けてないんだよね」
勇気を出して伝えてみる。
善逸「え?それだけ?」
善逸くんは拍子抜けした様子だ。わたしも目を丸くした。
A「え??」
善逸「そんなの気にしなくて大丈夫!俺なんかたまたま生き残っただけでなんで生きてるか分からなかったくらいだし!受けてないと怒る人もいるかもしれないけど、Aちゃん柱の人に対しても堂々としてるし、すげぇよ!」
A「…そっか。ありがとね」
善逸くんのこの言葉にすごく救われた気持ちになった。
最終選別は鬼殺隊としては確かにかなり大切なことだけど、重く考えすぎなのかもしれない。
善逸「それよりどこ行く!?」
A「遊びじゃないからね、ただの散歩!散歩というかこれも任務!!」
善逸「散歩出来るだけでも俺幸せだよ?」
A「ばか。///」
なんだかんだ善逸くんにわたしは弱いと思う。
正しく言えば弱くなった、か。
最初普通に引いてたのになぁわたし(
善逸「あ、照れてる!?照れてるの!?!?」
A「は、早く行くよ!!」
善逸「うへへ」
善逸くんは偽りのない笑顔で笑った。
歩き始めると、初日と同じく、なんだか歩くたびに視線を感じる。
A「視線感じるの絶対隊服のせいだよね」
善逸「美人だからだよ」
モブ男「ねえねえ、その服特殊だねっ!つーか美人すぎ!!ちょっと俺の相手してくんね?」
なにこの漫画的展開。
善逸「あの…お兄さん俺が隣にいるの見えてませんか?」
モブ男「あ?なんだよ気持ち悪い髪色だな。格好似てるし弟かなんかか?それにしては顔が違いすぎか笑笑」
腕を掴まれた。こいつ善逸くんを侮辱してるのも含め一回殴る……(か弱い女子と真反対笑)
善逸「気安く俺の彼女に触るな」
それをすぐ振り解きわたしの前に善逸くんは立った。
善逸くんも、速い……やっぱり弱くなんてないよ。
え?ん?ていうかなんて?
…俺の……彼女!?///
なに言ってるのーー!?///
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成瀬るか。(プロフ) - やきとりさん» うわあああああ!!!ありがとうございます!!!だらだらと書いているのに応援してくださる方がいて感無量です。更新明日します!頑張ります…!! (2020年11月15日 0時) (レス) id: c313e4d27d (このIDを非表示/違反報告)
やきとり - ぁぁぁぁめちゃくそ面白い!!!!やばい続きめっちゃ気になる!!!!これからも更新頑張ってください!! (2020年11月14日 15時) (レス) id: ffb7963ccc (このIDを非表示/違反報告)
五十珠(プロフ) - 成瀬るか。さん» 冨岡さんに『さん』がついてませんでした…… 更新が再開して良かったです!楽しみが増えましたぁ! (2020年9月24日 19時) (レス) id: 3b2db9dbf2 (このIDを非表示/違反報告)
成瀬るか。(プロフ) - 五十珠さん» かなりひっっさびさに開いたのにコメントしてくれる方がいてほんと感激です!!!(;ω;)どうにか完結まで頑張ります(´;Д;`) (2020年9月24日 17時) (レス) id: c313e4d27d (このIDを非表示/違反報告)
五十珠(プロフ) - 冨岡の心の中可愛い…… この神作を忘れる訳がないですよ!これからも楽しみにしてます!更新頑張って下さい! (2020年9月24日 16時) (レス) id: 3b2db9dbf2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:成瀬るか。 | 作成日時:2020年5月17日 21時