隠ですが実は柱です。2【鬼滅の刃】

伍拾壱ノ話 ページ6

A「でも今は姿を隠してると思います」



夜はあの鬼は仕事しなくちゃいけないし、だといって昼間に外には出れない。

壁とか建物が通路なのは分かってるけど…

地面の下って可能性もある？

…もしかして…



宇髄「そうだろうな」



A「わたしは、ほぼ100%、鬼に殺されません。囮にしてくれて結構です」



だとしたらやることはひとつ。被害が増えるまでに誘き出すのが良い。



善逸「Aちゃんひとりがリスクを背負う必要はないよ……」



炭治郎「どうして鬼に殺されないと分かるんですか？？」



宇髄「あの手紙は柱のみだったのか」



伊之助「なんのはなしだ？？」



炭治郎くんと伊之助くんは知らないからはてなマークを浮かべている。



A「今は話してる時間はないから、奥さんたちが生きてることを信じて行動するのみ。夜にこちらから攻撃を仕掛けましょう」



宇髄「…鬼が上弦かもって言ったよな？さすがに危険すぎる」



A「わたしは最悪一人でも、鬼を倒せます」



善逸「いいいや、おおお俺もAちゃんと戦う！！」



善逸くん嬉しいけど…顔が真っ青(

怖いんだよね。



宇髄「…派手に自信満々だな。どこからそんな自信が湧いてくんだ。お前華奢すぎて無理だろうが」



見下されてるーー！！

弱いって思われがちな気がする(



A「大丈夫ですよ。作戦はこうです。わたしは真夜中、誰もいないタイミングでひとりで街を歩きます。昨夜は気配がなかったので鬼も様子を見たかもしれませんが、今夜は鬼殺隊がいると分かった以上、狩りにでるはずです。昨日、すごい顔で睨まれたので、殺すなと言われていても殺す気でわたしを狙うと思います」



宇髄「Aに集中して気が逸れるところを狙うってとこか」



善逸「Aちゃん危なすぎるよ！！やめよう！？宇髄さんもこんな女の子一人で真夜中街を歩かせるのどうかと思いますよ！！！」



伊之助「そうだそうだ！！」



珍しくこの2人連携してる笑



宇髄「人間様は強いんだよ。それに、こいつ。肝が据わってやがる。お前らと覚悟が違う」



炭治郎「(Aさん…まるで違う人だ。見たことがない顔をしている…怒っているみたいだ)」



そりゃそうだよ。だって鬼が許せないから。

わたしも、しのぶちゃんと一緒。

どこかずっと怒ってるんだと思う。



宇髄「じゃあ夜に決行だ」



A「はい」

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