隠ですが実は柱です。2【鬼滅の刃】

漆拾陸ノ話 ページ32

？？「ねぇ……死んでるの？？……ねぇって」



なんだろう。夢かな……

少年の声が聞こえる。



…あれ…あの後…すぐ寝ちゃったんだっけ……？？



？？「本当に鬼殺隊なの？？」



待ってこの声は……



A「…わっ！！」



時透…無一郎…くん……



時透「あ、生きてる」



A「時透…様。お、おはようございます」



時透「そんな堅苦しい呼び方しなくていいよ。お館様と他の柱から話は聞いてる」



あー(棒)寝起きで理解が追いつかない(棒)



A「ほ、他のみんなは……」



時透「他のみんな…？もしかしてすごくうるさかった人は君の知り合い？」



すごくうるさかった人って誰？あ、善逸くん？伊之助くんかな…？(※炭治郎のことです)



待ってわたしめちゃくちゃ長い時間寝ていたんじゃ！？今何時！？



ていうかこのまま敬語で話すべき？？え？？(混乱)



A「あ、えっと…起こしてくれてありがとう」



無一郎「誰かの気配がして。あとその君の知り合いが君のことを話していたような……。忘れちゃった」



A「わたし、秋津風A」



無一郎「A……」



う"…そんな綺麗な目でじっと見ないで……



無一郎「……跳ねてる」



A「え……」



うわあ髪やばい！寝癖やばい！！あと多分寝起きで顔面がやばい！！()



無一郎「……ふふっ」



え、笑った！？笑ったよこの人！！

無一郎くんといえば刀を握って二ヶ月で柱になった天才だよ！？

しかもまだ14歳！！(Aは13歳で柱になっています。つまり同じく天才です)

いつも何考えてるかよくわからなくて笑った顔なんて見たことあるのっていうレベルだよ！？



A「……言葉が、出ない」



無一郎「Aは他の隊士とは少し違う気がする……台風の呼吸…だっけ？？今度見せて」



あー、情報が一瞬でまわってるのねーー！！



A「わたしも霞の呼吸、ちゃんと見てみたいな」



無一郎「いいよ。今から一緒に鬼退治に行く？Aって強いんでしょ？」



A「強い…ぽい」



伊之助「A起きたんだな！！」



足音がふたつ聞こえたと思えば伊之助くんと善逸くんだ。



無一郎「誰？？」



善逸「起こすの悪いと思って、起こさなかったんだよ」



無一郎「…誰」



A「うるさい人って…炭治郎くんのこと！？」



無一郎「…そんな名前だったような」



伊之助「髪やべえぞ」



そうだった！！



A「髪直して着替えてくる…！」

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