青い恋をもういちど

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チームの成績が低迷してるからという名目で
今日はスタッフも含めての飲み会らしい。

久しぶりだなあ、飲みに行くの。


立花「Aちゃん行くよ」


「あ、すぐ行きます！」


この浦和レッズのスタッフには花さんと私しか女性がいない。

サッカーも野球も他のスポーツも男性のチームだと
女性は少ないか、いない。


花さんとタクシーに乗って指定された飲み屋へ。

チームでの飲み会はだいたいそこ。
大部屋があってトイレが綺麗だから。


立花「今日飲む？」


「明日オフでしたっけ」


立花「選手と一部スタッフだけある」


「じゃあ私オンですね」


立花「オンって何よ、オフの反対だから？笑」


「はい、安牌でしょ」


彼が言ってた。

ごめん、明日オンになった。
なんてメッセージ、デート前に送ってきて
喧嘩になったりしたんだっけ、そう言えば。


「お疲れ様です、遅れましたー」


大部屋の中に入るとなんか出来上がってる人がいて。

いや、はやすぎん？


立花「スタッフのとこ座ろか」


「そうですね、神田さん隣失礼します」


神田「はーいよー何飲む？」


「あ、ウーロンハイでお願いします」


立花「私はビールねー！！」


ビールは苦くて苦手。
そう言ったらお子ちゃまやなあ、と笑ってた彼の顔が
頭の中に浮かんだ。


またいつか会いたいとは思うけれど、
7年も経ったらもう隣に別の女の人がいるんだろうな。

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