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部屋に入ってとりあえずお茶を出した。
あの頃と変わらない味の麦茶。
金子「ん、やっぱ美味しい」
コップを傾けてお茶を口に入れる侑司。
男らしい喉仏が動くのが好きだった。
金子「今何してるん？」
「え？仕事？」
金子「そう
何かの用がないと埼玉に引っ越して来んやろ」
やっぱり疑問に思うよね。
生まれたのも京都で大学生まで京都にいた私が
埼玉に引っ越してきてるんだもん。
「あーそうだね
浦和レッズのトレーナーしてる」
金子「鍼灸？」
「それもだし他のトレーナーの免許もとった」
金子「すごいやん、おめでとう」
「何のおめでとうなん？それ笑」
金子「え？就職祝い？笑」
「いや、遅すぎやろ」
関西弁が出てしまう。
すっかり都会に馴染んできたのになあ。
「侑司だって活躍してるやん」
金子「まだまだやろ、盗塁王とりたいし」
「走るん速いんいいなあ」
金子「A走るん遅いからな」
「だいぶコンプレックスなんよ？
毎日サッカー見てるから走るの速くなったかも」
金子「見てるだけでできたらそれは錯覚やで」
「それは言わないで」
こうやって話してると昔に戻ったみたいで
よく分からないけど心があったかくなる。
金子「あの時のこと聞いてもええ？」
先に切り出したのは侑司だった。
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瑠杏(プロフ) - latteさん» 大変長らくお待たせして申し訳ありません。そしてこんなに経ってお返事をするのもいかがなものかと思いますが、無事完結いたしました。最後の2人を見届けてあげてください。コメント本当にありがとうございました＾＾ (2022年7月26日 0時) (
レス) @page24 id: 4ed0b191d0 (このIDを非表示/違反報告)
latte - 一気読みしてしまいました…！もう更新のご予定はないのでしょうか？いつか更新されることを願っています！ (2021年5月5日 10時) (レス) id: d0e9746bc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠杏 | 作成日時：2020年10月11日 17時
