この度、幼子と暮らすこととなりました。 (ページ8)

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▼幼子と初めまして。ページ8

改めまして、とチーノくんに挨拶をするように伝えると彼は

「おはようございます！初めまして！コネシマさん！！」

と元気に言う。…ますます彼について気になってきた。

しかし、今はそんな事を考えている暇はない。彼がここにいると言うことは、つまり親がこの子との縁を切ったと言うこと。となればチーノくんを養子として迎えることができるはず。

さっさとその書類を書いてしまわなければいつ警察から連絡が来るかわからない。そして、その為にはさっさと持ち帰ってきた仕事を終わらせなければ。

普段、私はいつも会社で仕事をすると言うよりも家に持ち帰り、仕事をすると言うことの方が多い。

だがしかーし、彼の面倒を誰が見るのだ？と言うこととなりコネシマさんとショッピくんを呼んだわけだ。ショッピくんはもちろんのこと仕事を持ち帰る云々(うんぬん)の事は知っている為説明しなくてもOK。

コネシマさんは…きっと知らないできたんだろう。まあ、ショッピくんに説明を頼むのだが。

「じゃあ、私は部屋でやってるんでお願いしますね。」

と注意事項を話してから座っているショッピくんだけに一言断って、自室へと向かった。

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「チーノ、お前ゲームやるか？」

「やりたい！！」

「うおおおおおお！！！」

「コネシマさん！！ずるい！！」

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先ほどから聞こえるチーノくんとコネシマさんとショッピくんの大声を聞きながら仕事を進めればあっという間に3.４時間で終わってしまった。よし、いつもより早いな。

椅子から立ち上がりリビングへと向かえば3人でいまだにゲームをしていてよく飽きないな、とぽつり、零した。その声が聞こえたのかコネシマさんが振り返る。

「コネシマさん、ありがとうございました。」

「お昼、2人とも食べて行きますか？」

と、言えばええの？と遠慮気味に聞いてきた2人にらしく無いね、と声を掛けた。